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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter5「初教導と初生徒」
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の割り分けだけど、いつもならライトニングをフェイト隊長が持って、ヴィータ副隊長がスバルとマンツーマン体制で、私がティアナを見るんだけど…」
「あ、ルドガーをどうするかまだ決めてなかったんだよね」
フェイトの一言でルドガーに視線が集中する。わかってはいるがやはりこの視線はどうも息苦しい。
それから数秒なのはは考え込む。ほかの隊長2人もなのはと目を合わせながら考えている様子が伺える。おそらく念話で話しあっているのだろう。
魔法って便利だな俺も使えたらなと思っていると、なのはがよしと言う言葉を発し新人達を見る。
どうやら訓練の方針が決まったようだ。
「じゃあ訓練の割り分けを発表するよ」
それが合図となりヴィータがスバルの前にフェイトがライトニング隊の前にそれぞれ立つ。
ここまでは今まで通りだ。
「で、ティアナが…」
「えっ?なのはさん、あの…」
ティアナの手を引きなのははルドガーの前にティアナを連れて行く。
これがどう言う意味なのかはその場の誰もが理解できる。
「ティアナは今日はルドガー君と2人で訓練してみようか?」
「えっ!?」
「ティアナは銃士だし、同じように双銃も使うルドガー君となら私が教えられない細かい所とか教えられるんじゃないかと思ったんだよ」
確かになのはの言う事は的確だ。
なのはは銃士でなく砲撃手。
ポジションが同じセンターガードでも勝手が違う。
「でもいいのか?俺は君の教導方針通りできるかわからないぞ?」
「その辺は心配いらないよ。教官が変わって動揺するようじゃこれから先の訓練にはついて行けないだろうし、もしルドガー君のやり方に疑問を持ったら私がちゃんとお話してあげるから♪」
うん、言っている事は反論しようがないほど真ともであり彼女が本当に新人達を大切にしているのがとても強く伝わってくる。
しかし何だろうか……最後になのはが口にした“お話”と言う単語には、身の毛が立つような感覚をルドガーは感じた気がした。
……まるで藪の中で獲物を狙っている獰猛な魔物に睨まれているような……
「…わかった。とりあえず今日はティアナの教導は俺が責任を持ってやらせてもらうから」
「ありがとう♪これで午後と今後の訓練のメニューを考えやすくなったよ。一応私もたまにサーチャーで様子を見るけど基本ルドガー君にティアナの事はお任せします」
「ああ、任せてくれ」
ユリウスのように上手くはできないだろうが、やるからには責任を持って最後までやり通す。
それが兄からルドガーが教わった事の一つだ。なのはがその場を離れるとしばらくしてフィールドの設定が廃都市から森林地帯に変わる。本当にこの次元世界の技術には驚かされる。
きっとまだ自分でも想像がつかない技術
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