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ニープスのボス
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ことが出来ず全ての攻撃を食らう。

「フブキ、ゲツガ!後まだ結構あるけど二人でいける!?」

 メルムが硬直時間で動けない状態からゲツガとフブキに向かって叫ぶ。

「問題ないね!」

「このぐらいなら余裕だって!」

 フブキとゲツガは問題ないと叫んでからともにニーキャス・ザ・デモーネム突っ込んだ。

 フブキは《氷結剣》の片手剣最上位スキル《エターナル・ブラスト》を使用。瞬時に周りの空気が凍りつく。そしてニーキャス・ザ・デモーネム足元も凍りつきに動きを封じる。

 フブキは動けないニーキャス・ザ・デモーネムに向けて周りに出現した氷と同時に斬りつける。

「うらぁあああ!!」

「ぐらああああ!!」

 その中をゲツガは浮かんでいる氷を跳ねながら移動する。そしてその中で一番長い氷を手に取るとそのままニーキャス・ザ・デモーネムの額に叩きつけるように刺した。その時、フブキの連撃も始まる。

 ゲツガも体術で応戦する。そしてフブキが最後の斬り上げるのと同時にゲツガは頭から降りて顎に突き刺してある剣の柄を握った。

「「うおおおおお!!」」

 二人は同時に片手剣を斬り上げ、両手剣を振り下ろした。

「ぐるあああああ!!」

 ニーキャス・ザ・デモーネムはそれでHPを空にすると、大きな音を立ててポリゴン片に変わっていった。

「うっし、終了」

 フブキはそう呟いてガッツポーズをとる。ゲツガもそれにつられてガッツポーズをとる。メルムは両手剣を床に刺して喜んでいた。

「お疲れ様、二人とも」

「ありがとう、ゲツガ。この戦いでお前が結構やることがわかったぜ」

「ああ、俺もフブキの力をしっかりと見れてよかったぜ。それにメルム。お前の両手剣の腕は俺が見た中で結構上位に入る使い手だったぜ」

「そういうゲツガこそ、同じ両手剣使いなのに奇抜な持ち方でそれでもってあの強さを見たのはあなたぐらいよ」

「その台詞はよく言われるな」

 ゲツガは頭をかきながら答える。そしてしばらくすると上から一枚の紙がゆっくりと降りてくる。それを掴み確認すると、今までと同じチケットであった。メルムとフブキにもゲツガとは違ったチケットが手に握られていた。

「どうやらここまで見たいらしいな」

「そうだな」

 フブキはそう言ってゲツガに言った。

「お前を見たときは怪しい奴だと思ったけど一緒に戦ってるとスゲェやつってことがよくわかった」

「私も、最初は外で飯を作って食ってるどこかの貧乏人と思ったら案外強くていい奴だったわ」

「……何かそういわれると褒められた気がしなねえな……まあ、俺は二人とあえてよかったぜ。色々な戦いが出来たしな。っとそういえば、これじゃあ、メルムにアイス作っ
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