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ニープスのボス
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りニーキャス・ザ・デモーネムに攻撃を開始し始める。

 しかし、その周りにいた取り巻きのニープスが壁となってフブキの進行を邪魔する。だが、フブキはその壁をものともせずに薙ぎ倒すとすぐにニーキャス・ザ・デモーネムの前に辿り着く。

「食らいやがれ!!」

 叫んで氷結剣重撃スキル《テラエ・フリゴレ》を発動させる。氷がまとわりついた剣を振り下ろす。ニーキャス・ザ・デモーネムは素早く飛びのいてかわすがフブキはそれを予想していたため、このスキルを選んだのだ。叩きつけられた剣の先から岩肌が露出した床、フブキの半径十メートル以内が急に凍った。それに気付いたニーキャス・ザ・デモーネムは近くにいたニープスの数体の群れにたってそのスキルを回避した。

 足元にいたニープスは凍った床に接触した部分から凍り始め、やがて体全体が凍りついた。

「あーあ、気付いたのかよ。まあ、こんな物に気付けなくて終わったらボスとして失格だしな」

 そう呟きニーキャス・ザ・デモーネムはグルルと唸りながら自分を睨んできている。

 しかし、それにまったく怯えることなく、フブキは直剣から短剣へとクイックチェンジで入れ替える。

「まだまだ行くぜぇ!!」

 再びフブキはニーキャス・ザ・でもーネムに突っ込む。今度は氷結剣短剣三連撃スキル《アイスメテオ・バレッジ》を使用する。一撃目を斬り上げる。しかし軽がると避けられる。

 その後の追撃は腕を一度戻して突く。しかし、それは後方に飛んで避けられる。だが、この短剣スキルはこれで終わりじゃない。

「後ろに飛んだのが過ちだったな、狼!!」

 そう言ってフブキは手に持っていた短剣を全力で投げつけた。それを避けようとするが後ろはすでに壁で後ろには飛べない。ニーキャス・ザ・デモーネムは横に飛んで避けた。その直後に短剣は壁に突き刺さった。それを見たフブキは笑みを浮かべて叫ぶ。

「突き穿て!!」

 叫ぶと同時に短剣から突き刺さった場所を中心に大きな氷柱が生えてニーキャス・ザ・デモーネムの体を貫いた。

「ぐるおおああああああ!!」

 身体に氷が突き刺さったことにより悲鳴を上げるニーキャス・ザ・デモーネム。しかし、その攻撃で怒り状態になり、攻撃を開始する。

「ぐおらあぁぁぁぁ!!」
 
 ニーキャス・ザ・デモーネムはフブキに噛み付こうとする。フブキはそれを軽く避けてからクイックチェンジで武器を直剣に持ち替えて首に向けて振り下ろす。しかし、剣を前足の爪で防いだ。そして、逆の前足で薙ぎ払うように攻撃をしてくる。それをギリギリでかわす。

「そろそろ終わったんだろ?二人ともこいつ早く倒して元の場所に戻ろうぜ」

「そうね。早くゲツガにアイスを作ってもらいたいし」

「メルム、それなんだ
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