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妖刀使いの滅殺者
第37話
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の体力の方が少ない

「なら!!」

黒印をしまう
そう、素手での戦闘に切り替えた

「オラァァア!」

両の拳をラッシュする。突然戦闘方法を切り替えたことでキャナーモは対応が遅れ、俺の拳はクリティカル判定をだして決まった
そして、そのまま黒印を再び取り出し、即効で≪天地・下≫を発動して大きく上下に切り裂いた

「いててて・・・やっぱりつよいじゃん!でもぼくもまけないぞ!!」

奥義、か・・・
俺はどんな奥義がくるのかと身構えた
しかし、いつまでたっても攻撃は来ない。不審に思ったその時、キャナーモが短剣をしまい、ゆっくりと歩み寄ってきた

「・・・?」

「やっぱ、かてなさそう。きみのかちでいいよ!」

無邪気に微笑むが、後ろに回された手から邪気を感じた
刹那――・・・

「う、そ♪」

目の前に短剣が見えたと同時に俺はしゃがみ、黒印を振り上げて短剣を吹き飛ばす

「・・・あぁーあ。ばれちゃった?」

「あっぶねぇな・・・。けどまぁ、俺の勝ちだな?」

「うん!ぼくのあんさつじゅつ、つうようしなかったかぁぁ」

本気で冷や汗をかいた。キャナーモの暗殺技術、胴体視力は半端じゃない。一瞬でも気を抜けば負けていただろう
キャナーモは手を差し出してきて神器をくれる
≪神の衣≫身につければありとあらゆる攻撃を回避する絶対回避の防具だ

「んじゃ!がんばって!」

そう言って消えていっく姿を俺は眺めていた

――――残り二人。なんとしても勝てやる!!

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