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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter4「烈火の剣」
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彼女はハンマーを避ける。
目標に当たらなかったクラウンズウェイトはその斜線上にあった建物に命中。
見事な迄に建物を倒壊さする。
「面白いなクルスニク!だがそれでは私に勝つ事など…!」
言い掛けた言葉をシグナムは止める。
何故なら…見えないのだ。
ルドガーを見失ったのではない。
辺り一面が倒壊した建物による砂塵で覆われルドガーの姿を捉えるおろか自分が何処にいるか把握すらできない。
「しまった!奴の狙いは私を仕留めるのではなく武器封じ…!これではクルスニクの…!」
直後、左側から圧迫感。
目だけでそちらを見る。
「うおぉぉぉぉ!!」
雄叫びを上げたルドガーがカストールをシグナムに向け斬りつけようと直ぐ傍まで迫っていた。
「ちぃ!」
レヴァンティンを戻す時間はない。
左手にレヴァンティンの鞘を出現させ盾代わりにし防ごうとする。
しかし……
「鳴時雨!!」
目にも止まらぬ双剣の連撃を浴びせられ、鞘は呆気なく崩れ落ちる。
「まだっ!!」
鞘は破壊されたが決してその犠牲は無駄ではない。
鞘で防御したおかげで時間稼ぎは十分にでき、レヴァンティンをシュランゲフォルムからシュベルトフォルムへと戻し、カートリッジをロード。ガシュという効果音が鳴り薬蕎が飛びレヴァンティンの剣身が炎に包まれる。
不意を突いた鳴時雨を鞘で防がれたルドガーは一時距離を取り、レヴァンティンの変化と燃え盛る炎を見て今までの比ではない一撃が来る事を肌で感じ、ルドガーも迎え撃つ為腰を落とし二ふりのカストールを前に構える。
「行くぞ、クルスニク!」
地面を蹴り駆けるシグナム。
勇ましい彼女の宣言が互いの放とうしている技を放つ合図となる。
「紫電…一閃っ!!」
炎を纏った長剣が振り降ろされる。
火山の火口に近くいるとも思わせる凄まじいプレッシャーを感じながらもルドガーも自身の技を放つ。
「うおおおおおっ!一迅!!」
シグナムの正面に高速で出て炎剣に二刀のカストールをぶつける。
振り抜かれるレヴァンティンとカストール。剣と双剣が激しくぶつかり合い火花が散り、余波で二人の立つ地面が割れ、砕け飛び散る。
どちらも申し分ない一撃。
しかし、技のパワーでは一迅より紫電一閃の方が勝るようで徐々にルドガーが押されはじめ……
「おおぉぉぉぉ!!」
「ぐっ!?」
一迅は完全に紫電一閃に押し切られた上、有り余ったパワーに吹き飛ばされ地面を数回バウンド、壁を粉砕してルドガーは半壊した建物の中に消える。
「あのクルスニクの技…一迅と言ったか?技のキレとスピードは大した物だったが…」
そう、確かに一迅のキレとスピードはかなりのもの。だが紫電一閃とぶつける
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