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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter4「烈火の剣」
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「ふぅ……」
厨房で朝食の後片付けを終えたルドガーはエプロンを外し自分の部屋に戻り現在六課の玄関前にいる。
「…遅い」
何故こんな場所にいるかと言うと人を待っているのだ。その相手が誰かと言うと……
「おーい、ルドガー!」
「……やっと来たか」
はぁとため息を吐き、腰に右腕をやり呑気にこちらに走ってくる六課の部隊長八神はやてへ呆れた視線を送る。
「ごめん、待っとたよな?」
「………」
ここでああそうだと言いはやてに罪悪感を更に覚えさせるのもいいが、生憎自分はそこまで鬼ではない。
それに……
「……別に。今来たばかりだ」
「本当か!?そんならよかったわぁ」
こんな邪心の一欠片も見えない無邪気な笑顔を見せられれば起こる気持ちもなくなってしまう。
「じゃあさっさと行こう。今日は俺の実力を見る為の実技試験をやるんだろ?」
あのフォワード達との初対面の後ルドガーははやてから翌日の午前中、つまり今日で今だが、実技試験をする事を告げられていたのだった。
「そうや。こっちとしてはやっぱりルドガーの腕前を把握せなアカン立場やろ?まぁだから出来れば惜しみなく力を出してもらいたいんよ」
「それは試験の内容によるな。だが油断するつもりは一切ない」
ルドガーとしても今回の試験は意外と燃えていたりする。あのクランスピア社に入る為に自分は試験を受けたが見事不合格。
ユリウスの妨害工作があったようだが、それでもあの時の自分はやはり甘かったと今になって思ってしまう。
「それは楽しみやなぁ♪せやけど今回の試験は中々上手くいかへんと私は思うで?」
「なんだよ、そりゃ?」
「なんやろうなぁ?まぁ楽しみにしとって?」
今度はさっきまでと違いイタズラ心満載の笑顔をルドガーに見せる。
もうこれはあれだ……不幸だ。
そう思いながらルドガーははやてと試験が行われる訓練場へ足を動かす。
その途中で何もなかった場所に突如ビルが出現し驚くが、はやてからあれが今回自分の試験が行われる訓練場で、魔法の技術で出来た実体を持った立体シュミレータと説明を受けこのミッドチルダの技術力が高度である事を改めて思い知らされた。
「あっルドガー君、はやてちゃん!」
訓練場に着くとなのはが此方に手を振っている。なのはの周りには昨日食堂で紹介を受けたシャマル以外のメンバーがそろっていた。どうやら隊長陣だけではなく、新人達にもこの試験は見られるようだ。
「ルドガーさん今日の朝ご飯美味しかったです!」
「ありがとうなスバル。もし不味くなった時は遠慮なく言ってくれよ」
「いえ、そんな事…」
開口一番朝飯が旨かったとまさか言われると思ってもみなかったが、やはり作った立
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