同盟会談〜
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じゃあわたしも!」
「兄貴は諦めって言葉を知らないからね・・・当然、俺もだけど!」
俺と亮も降下。リーファも何かを言いながらついてくる。そして襲撃に気付いたシルフたちとサラマンダーの間に・・・飛び込んだ。そしてキリトは大きく息を吸い・・・
「双方、剣を引け!!」
リーファが背後に来て、和服美人な女性と話をしている。アレがシルフの領主さん・・・?妖精なのに和服とは面白い組み合わせだ。
「指揮官に話がある!」
するとサラマンダーの中から大柄な男が現れた。一目で周りとは違うと把握できる装備と佇まいだ。
「・・・スプリガンがこんなところで何をしている。どちらにせよ殺すに変わりないが、その度胸に免じて話だけは聞いてやる」
「俺はキリト。スプリガン=ウンディーネ同盟の大使だ。この場を襲うからには我々四種族との全面戦争を望むと解釈していいんだな?」
「・・・はい?」
え、ウンディーネとスプリガン?・・・するとキリトがこちらを見て笑う。あ、あの野郎・・・捲き込みやがった・・・!
「ウンディーネとスプリガンが同盟だと・・・?」
だがすぐに指揮官は表情を戻す。
「・・・護衛の一人もいない貴様がその大使だと言うのか」
・・・これ、行かなきゃ駄目だよな。俺はキリトの横に立つ。
「どうも、わたしはウンディーネの代表であるサキと言います。この場にはシルフ・ケットシーとの簡易交渉に来ただけですので、護衛は必要ありませんでした」
俺は必死に頭の中で言葉を組み合わせる。
「・・・しかし、もし会談が襲われるというのなら、わたし達は四種族で同盟を結び、サラマンダーに対抗する所存です」
まだ・・・足りないか?するとキリトが助け船を出してくれた。
「我々が繋がりをもっているのは共に来たシルフとケットシーが物語っているだろう」
あ、リーファと亮も捲き込んだ。だが男は・・・
「大した装備ももたない貴様らの言葉をにわかに信じるわけにはいかないな」
「ーーーオレの攻撃を三十秒耐えきったら、大使と信じてやろう」
男は大剣を引き抜いた。赤い刀身が鮮やかに光る。
「じゃあ、わたしがお相手します」
ダークリパルサーを鞘から引き抜く。
「おい、サキ・・・」
「少しくらい役に立たせてよ。それに空中戦なら・・・誰よりも経験があるから・・・ね?」
そう言って俺は飛び上がる。
「詠、下がってて」
「・・・分かったわ。リパル、フォロー任せたわよ」
『了解ッス!』
「じゃあ・・・行きます!」
俺はまず一気に近付き、一閃。
ガキァン!
「ほう・・・」
アッサリと防がれ、一撃が迫る。
「よっ・・・!」
そ
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