第三話 唸れ師の拳!その名はブーメラン!
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トに出る予定だ」
「聖闘士ファイト?」
聞きなれない言葉を聞いて戸惑う大河。
すると澪が・・・
「正気ですか?こんな素人にさせるのは危険です・・・それに・・・それこそ非合理的なことです?」
「お前さんならこいつを聖闘士ファイトまでに仕上げられると思うがね?・・・それが出来たらもう少しリサーチをさせてやるよ?」
檄の提示した条件に澪は眼鏡を外し答えた。
「わかりました・・・聖闘士ファイトまでに彼を育てればいいんですね?・・・どうせもう少しでリサーチを終わらせようとしたので・・・最後の仕上げぐらいにはなると思います・・・ですが、最初に彼に聖闘士ファイトに参加する資格があるかどうかのテストだけやっていただきたいです」
「よし!交渉成立!」
檄の一方的な提案を了承する澪。すると檄は二人を食堂に残し、大河は改めて自己紹介をした。
「あのさ。俺は高嶺大河!よろしくな」
「澪」
握手しようとする大河だが澪は指して興味の無さそうな表情だった。
「何その手?」
「いや・・・握手を」
「そんな非合理的な物何の意味があるの?どうせ私とあなたの付き合いなんて短いだけだし親睦を深める気なんてさらさらない。短い付き合いで親睦を深めるくらいなら1分でもあんたを鍛えた方が効率が良いし後腐れなく分かれることが出来る」
必要最低限の事は興味の無い澪はとっとと目的を果たすべく修練場に向かった。
コンピュータを構え澪が大河に指示をした。
「それじゃ・・・聖衣見せて」
「あ・ああ」
澪に指示され聖衣を見せる大河。オブジェの聖衣を物珍しそうに見る澪。
「へぇ・・・オブジェの聖衣見たことないな・・・んで?あんた小宇宙の属性は?」
「属性?小宇宙ってなんだ?」
その事に頭を抱える澪。
「あんた・・・聖闘士の知識ある?」
「無い!」
致命的に聖闘士の知識がない事に頭を抱える澪。
「まぁ・・・今まで聖闘士とは無縁の生活送ってたなら仕方ないか・・・良い?小宇宙っていうのはね」
澪に聖闘士の基礎的な知識を単純明快に教えてもらう大河。はっきり言って重要な部分に触れていないが、大河の知能ではかなりわかりやすく教えてくれた。
「ようするに身体に秘められたエネルギーみたいなもんか?」
「そう言うこと?じゃ・・・ウォーミングアップしてみて」
「何で?」
「あんたのスペックを計測する」
無駄口を許さず澪の指示で自身のシャドーボクシングを披露する大河。その動きやスピードを計測していくと生身の大河の大体のデータを収集する。はっきり言ってデータ収集のみをやっている為達成感の無い大河。
「それじゃ・・・聖衣を装着してみて」
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