第三話 唸れ師の拳!その名はブーメラン!
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「はっ!」
仮死状態だった大河がいきなり目を覚ますと何やら石畳で医務室のような部屋の中だった。木製のベッドで横になっている己の身体を起こすとゆっくりと周囲を見回す。
「あれは・・・影道龍極破・・・やはりあの人は」
鬼の面の男がかつての竜児の友である影道総帥である事を何となく感じ取る大河。
固まりきった身体を伸ばすと散策するべく起き上がると突然部屋のドアが開くと大柄の男が入ってきた。あまりの身体の大きさにギョッとする大河。
「お?やっと目覚めたか」
「えっと・・・あなたは?」
恐る恐る大河が尋ねてみると男は豪快に笑いながら自己紹介をした。
「俺は檄。パライストラの教師だ」
第三話 唸れ師の拳!その名はブーメラン!
「影道総帥から話は聞いたぞ?お前黄金の日本Jr.の子なんだってな」
豪快に笑いながら大河を案内する檄。
「息子じゃない!弟子だ!」
「おう〜そうかそうか〜まぁ・・・ここでしっかり戦い方を学んでもらおうじゃねえか・・・が・・・影道総帥には時間が無いから厳しくやれって言付かっててな」
やはり自身が対決したのは影道総帥だと確信した大河。
すると食堂に連れてこられた。
「さってと・・・お!居た居た」
檄が食堂を見回し目的の人物を探し出すと大河を連れその人物の元へ向かった。
コーヒーを飲みながら気怠そうにコンピュータを弄繰り回している少女。
「よう!澪」
「?檄さん」
澪と呼ばれる少女がキーを弾く手を止め檄に振り向くと行き成り大河を押し付けた。
「い?」
「は?」
突然の事に仰天する大河と澪。
「澪!こいつは大河!新入りだ!大河!こいつは澪!スチール聖闘士の開発に加わるエンジニアだ」
「はぁ・・・どうも」
無理矢理檄に自己紹介させられあい取りあえず握手しようとする大河だが澪は興味を示さなかった。
「で?何のようですか?時間がもったいないんで・・・無駄な時間を使うのでしたらさっさとリサーチを進めたいんですが・・・」
「相変わらずツンケンしてるねぇ・・・ま!大した事じゃない。澪!こいつの面倒をみてやれ」
「え?」
行き成り大河の面倒を見ろという事に仰天する大河は勿論だが特に気にした様子の無い澪。
「何故ですか?私も多少聖闘士に関する知識はありますが、檄さんが教えた方が効率はいいですし、ましてや本業でもない私が面倒をみることは非合理的だと思うのですが?」
澪のもっともな言葉に檄は・・・
「はぁ・・・全く相変わらず冷たいなお前は」
「よく言われます」
「あっさりと・・・成長途中の聖闘士のリサーチも込みで良いんじゃねえのか?それにこいつは聖闘士ファイ
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