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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第18話 もう1人の少女
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はこの手の話には敏感になっていたようだ。条件反射、とも言えるだろう。
「あー、違うからな? 全然違う違う。これまでの様なそんな感じじゃない」
キリトは両手を振りながらそう言った。
《白銀のなんちゃら〜》関係の話じゃないと必至に言っていた。
それに、キリトはなにやら真剣な顔つきもしていた。リュウキは、よくよく考えたら、キリトからこの手の紹介など受けた事はなかったから。基本的に大体がアルゴだからだと言う事も思い出していた。紹介が有りまくったのは。後は自力で接触してくるプレイヤー達。
「……? ならなんだ?」
リュウキが訝しみつつも、疑問を浮かべていたその時。
「ちょっと……、いいかしら」
また 後ろからだ、後ろから声をかけられた。今度は気付かなかった。……それ程夢中になっていたのだろうか?
「………?」
「おい……。言うまでくるなって言ったのに……」
キリトは、誰がきたのか判って、少し頭を抑えながら項垂れていた。
まだ、リュウキから了解を得られていないのだから。
「少しだけだから……、そんなに時間はとらせない」
声色から女性だろう。言葉短く彼女はそう言った。それも 歳が近しい少女……。声色はレイナに良く似ているとも感じていた。声だけの情報だったが、リュウキはそう感じられた。
「……なんだ?」
リュウキは後ろに振り返らずにそう聞いた。
「……あなた。昨日誰とパーティを組んだの……?」
彼女の言葉は本当に短かった。確かに時間はとらせないようだ。
(――……さて、と 一体どうしたものか)
彼女の問いには直ぐに答えず、リュウキは考えていた。
恐らく、目的はレイナの事だろう。
レイナが逃げ出した時にいたプレイヤーだという事もこの時はっきりとした。間違いは無いだろう。レイナは勿論、このプレイヤーも 接触をする事に躊躇している。
だから、間接的に訊いてきたのだろう。
「……その知りたい理由はなんなんだ?」
リュウキは質問に答えず、その理由を聞いていた。
「教えて……お願いッ。」
理由をリュウキは聞きたかったのだが、その答えは返ってこなかった。ただ、聞きたい。真実を知りたい。十中八九は判っている筈だが、100%にしたいと思っているようだ。そして、その声色は真剣そのものだった。
真剣なのと、心配なのが半々に混ざった感じだ。
だが、それを感じても、リュウキは首を左右に振った。
「これは個人情報ともなる。安易にその情報は流せない。それにそれは、ネットゲームのマナー違反……だろ?」
そう易々と返せる情報でも無いのは事実だ。確かにレイドと言う数パーティを入れた大パーティでBOSS攻
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