暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0266話
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「確かにまだまだ寒いから、鍋はいいかもしれないわね。……あっ、そうだ。ねぇ、アクセル君。お姉さんのお願い聞いてくれないかな?」
「……何だ?」
「もし良ければ、今日の夕食は私達と一緒にどうかなーってね。ほら、どうせ鍋をやるなら人数が多い方が美味しいでしょ?」

 釘宮の言葉に少し考える。確かに折角鍋物をやるんだから人数が多い方が楽しく食べられるだろう。一応千鶴的には俺の始動キー決定のお祝いを兼ねてもいるらしいが、魔法の事を知らない夏美がいる時点で公にお祝いなんて真似は出来ないし。
 唯一の問題は、ノリのいい2-Aの事だから済し崩し的にクラス全員が部屋に集まる、なんて風になりかねない所か。……まぁ、そうなったらそうなったでそれも一興だな。

「ちょっと待っててくれ」

 釘宮にそう断り、携帯電話を取りだしてあやかへと掛ける。確か今日は馬術部に関して打ち合わせがあるとか言ってたから、運が良ければ……

「はい、もしもし。アクセル君ですか? 貴方の雪広あやかですわ」

 うん、いつも通りのあやかだ。

「あー、うん。アクセルだ。実は今日の夕食にクギャー達も一緒にすき焼きを食いたいらしいんだが、どうだ?」
「釘宮さん達も? ええ、私は構いませんけど」

 後ろで『クギャーって何だーっ!』とか聞こえて来るが、何故か通じているので背後からの声はスルーしてあやかとの会話を続ける。

「材料の方は大丈夫か?」
「ええ、もちろん。折角アクセル君に食べて貰うすき焼きですので、お肉も松阪牛のA5ランクのものをたっぷりと用意してありますわ。アクセル君が構わないのなら私としても全然問題無いです」
「分かった。なら追加で3人分の用意を頼む」
「分かりましたわ。では、また夕飯の時に。……あ、そうそう。夕飯に釘宮さん達が来るのでしたら今ここで言っておいた方がいいですわね。アクセル君、始動キー決定おめでとうございます」
「ああ、ありがとう。じゃあまた後でな」

 そのまま携帯を仕舞い、釘宮の方を見ると微妙に不機嫌な様子でこちらを見ていた。

「どうした? 夕食の件は了解が取れたが」
「それはありがとう。でもね、クギャーって何、クギャーって。色々とあだ名で弄られて来たけどクギャーなんてのは初めて聞いたわよ」
「そうか? 可愛いじゃないか、クギャー。いいと思うぞ? クギャー」
「クギャー、クギャー連呼すなっ! っていうか、何でクギャーなのよ」

 持っていたエリンギを元の場所に戻し、3人分追加の為に肉厚の椎茸を選びながらブツクサと言っている釘宮。そんな様子に苦笑を浮かべ、自分の買い物カゴを近くにあったカゴ置き場へと戻し、中に入っていた椎茸を釘宮の持っていたカゴへ移し替えてそのカゴを受け取る。

「あ、ありがと。……って
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