第一話 現れた猛虎!その名は大河
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蝕まれている・・・長くは戦えないようだな・・・!!」
「うぅぅぅぅおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!」
渾身のブーメランテリオスを放とうとするが竜児の身体が悲鳴を上げこれ以上の戦いを続けられない事を語った。
その姿を見た大河は・・・
(りゅ・・竜児さん)
瓦礫の下にある自分の身体を必死に起こそうとしている。だがダメージが凄まじくとてもじゃないが立てるような状態じゃない。動くたびに身体中から出血する大河。
(・・・立て・・・俺の身体・・・)
身体中の神経を研ぎ澄ませ、必死に立ち上がろうとする瞬間
何かの感覚が駆け巡り
身体の中に何かが爆発しようとしていた。
闇闘士が竜児に止めを刺そうとした瞬間。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
身体に秘められた力を爆発させ立ち上がる大河。
その様子に振り返る竜児と闇闘士。
「な・・・なんなんだあれは?」
大河の身体中から発せられる光を見て竜児が驚愕すると闇闘士が呟いた。
「馬鹿な・・・あれは・・・小宇宙・・・奴は・・・聖闘士か」
「聖闘士?」
聞きなれない言葉に竜児が大河を見るとはっきり見えた。
大河の身体の中に描かれる虎の姿を・・・
「!!」
大河の小宇宙がジムの倉庫に眠る箱に向かって放たれると箱が解放され中から虎のオブジェが現れ大河の身体に向かって行った。
「!!」
大河の身体に装着される虎のオブジェ・・・虎座の聖衣。
背後に虎座が描かれた。
「な・・・何故だ・・・何故聖衣が・・・それにあんな聖衣は見たことが無い」
闇闘士が大河の姿に驚愕すると大河は左拳を構えた。
「でああああああああああああああ!!」
大河の左拳から放たれる真空波が闇闘士の身体を飲み込み宙で踊らせるとその鎧に一筋の拳の跡が走った。
「虎・・・お前」
「俺は・・・え?」
竜児に指摘され始めて自分が聖衣を纏っている事に気付く大河。すると闇闘士は最後の言葉を放った。
「そうか・・・きさま・・・聖闘士の力を・・・」
「聖闘士の・・・力?」
「これから先・・・我ら闇闘士は・・・お前を狙う・・・覚えていろよ・・・虎座」
そして不気味な斬りを吹き出しながら消滅する闇闘士。それを見た大河と竜児が新たなる戦いを予見した。
翌日
「・・・・・」
虎座の聖衣の箱を背負う大河が高嶺ボクシングジムを旅立とうとしていた。
昨夜竜児に言われ、ある武器を求めてのことだった。
「虎・・・カイザーナックルを探せ・・・」
かつて竜児の危機を救い続けたカイザーナックル。その力を借りれば闇闘士に対抗することが出来るかもしれないと託され
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