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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第24話 零治VSエリオ
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「立て、エリオ!!もう終わりか?」
「ま、まだまだ………」
地面にうつ伏せで倒れていたエリオはストラーダを杖がわりにして立ち上がった。
「恐ろしいわ零治君。エリオはスピードなら六課の中でも上位に入る程速いんや。せやけど………」
「格が違うね………」
はやてとフェイトは驚愕しながら話していた。
フラフラなエリオに対して零治は無傷………とは言えないがそれでもまともな攻撃を一度も受けていなかった。
「それに零治君、まだ魔法を使ってない」
なのはの言う通り、零治はまだ魔法を使っていない。刀こそ抜いたが、刀と鞘の攻撃だけでエリオを圧倒していた。
「それにあの動きってお兄ちゃんやお姉ちゃんに少し似ている様な………」
「レイの奴完全に見切ってるな………」
「私にはサッパリよ………」
「私も………ものすごい速さでエリオ君が零治君に突っ込んで行ったと思ったら吹っ飛ばされたり地面に倒れていたりして………」
アリサとすずかの戸惑いの言葉を受けて、星やライもうんうんと頷いた。
「星達も見えないの?」
「いいえ。私達はもっと速いライと模擬戦していますからあれくらいのスピードなら問題ないです。ただ………」
「ただ………?」
「レイのあの対応は凄すぎるよ………いくら僕より遅いからってあんなに易々とカウンターじみた攻撃は難しい筈だもん」
「これは前に言っていた事かもな」
「そうですね、きっとこの事を言っていたんですよ」
「うん絶対そうだよね!!」
「この事?一体何の事よ?」
「実はですね………」
アリサの質問を受け、星は語りだした………
「くうっ!?」
「もらった!!」
「!?いや、今!!!」
2人の木刀が交錯する。
しばらくすると恭也が木刀を下ろし零治の方を向いた。
「成長したね零治君」
「あ、ありがとうございます………」
そう呟いて零治は地面に倒れ伏した。
「まさか3年足らずでここまで成長し、しかも神速までもものにするとはね………」
「といっても魔力強化してですけどね………結局恭也さんみたく生身では無理です」
「それでも君の目的は達成出来たんだろ?」
「はい。どうせ3年じゃ生身で出来るようになるとは思っていませんでしたから………」
「魔力強化ってそんなに凄いものなのか………そうだ、せっかくだし魔力強化した状態で戦ってみよう!」
「本気ですか!?」
「ああ。別に魔法を軽んじている訳じゃない。こっちだって本気で行く」
そう言われ、渋っていた零治も覚悟を決めた。
「………分かりました、やりましょう」
「そうこなくっちゃな!」
嬉しそうに木刀を持って、道場の真ん中へ移
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