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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第22箱 「オレは絶対!!生徒会には入らない!って ぎゃあああっ!!」
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!もっと恥じらいをよーー!!」
そう、善吉が言うとおり、めだかちゃんは下着姿だった。
だから、その美しい姿が露になっていた……。
善吉は…… 後ろに後ずさりながらつっこんで……。
…だが。
「?」
めだかちゃんは、 ≪何をいってんの?≫みたいな表情をとっていた。
それどころか、
「私と貴様の間に恥じらいなど何の意味がある?」
そう続いて…
「少なくとも小6まで私と一緒に風呂入っていた男の言うことではないな」「昔の話だ!!!」
善吉との過去話を暴露していた。
幼少のころの事実、思い出話って結構効く。
だからこそ、善吉は慌てて『昔の事だ!!』っといっていた。
「まあ、私は貴様とだけじゃなく……劉一とも共に入りたかったんだがな……。」
その表情は、一瞬だけ寂しそうな顔をした。
でも直ぐに顔を元に戻す。
「それに善吉 私は仕事を手伝ってもらうために貴様を引き込もうとしている訳ではないぞ?」
「ああ?」
善吉は暫く顔を背けていたため、一瞬のめだかの表情は見てなかったみたいだ。
「私は仕事がキツイと思ったことなど生まれてこのかた1度もない! 私には貴様が必要だから!傍にいてほしいだけなのだ!」
「!!!」
そのめだかちゃんの言葉に善吉は顔を赤らめていた、
彼女を…めだかちゃんを。
劉一がいなくなってからずっと彼女と一緒にい続けたのは善吉だ… その為だろう…
一瞬混乱した善吉だが、直ぐに分かったみたいだ。
でも、善吉にとってはお互い様だったんだ。
劉一がいなくなって……悲しい想いをしたのは何も、めだかちゃんだけじゃない。
初めての友達で、親友で……家族。
自分の一部が失ってしまった。
そんな絶望を感じていた。
でも……目の前で泣いている女の子がいたら……。
自分が慰めないと……と思ったのだ。
「へ……。」
善吉は、もう昔のことはあまり覚えていない。
でも、その悲しい記憶は覚えている。
だから、めだかちゃんのあの姿は見たくないと思っていたんだ。
だから…………。
めだかちゃんは、何やら取り出した。
「で さしあたってはこの目安箱なのだが…」
そう言う。
生徒会の業務に入っていったのだ。
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