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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第22箱 「オレは絶対!!生徒会には入らない!って ぎゃあああっ!!」
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直し、≪高校の友達≫との話を続けていた。


「ははは… まあまあ 不知火の言う事、的を射ているじゃん? ちょっとはね。」

「マッハだとか高度とかがか?」


……馬鹿話ッぽいことだけど。

「んでさ!人吉はどーすんの? お嬢様が当選したって事は とーぜん人吉もはいるんでしょ?」

そう、彼は何度も何度もめだかちゃんに誘われているんだ。

流石にこの1組の教室までは来てない。

……でも、それ以上の事はしている。

その中でも、いきなり放送部をジャックして、校内放送で呼び出してた時はびっくりした。

でも、教室まで来ないから、劉一としたら今の状況は好都合なのだ。



「カッ!なわけねーだろ!これ以上アイツに振り回されてたまるかっての!」

そう言って善吉は立ち上がる!

今日こそは言ってやる!!と言う気合に満ちていた。

「あはははっ ……って!!!!!!ッ!!!!」

劉一は……気合を入れるどころ、じゃなかったそれどころではなかった。


一言で表すならば、予告無しの衝撃映像を見せられた気分。

それは、善吉がこっちを振り向いた時の事。



いつの間にか………。




「オレは絶対!生徒会には入らない!!」



ビシッ!!っと指を突きつける善吉。

でも、真に驚いたのはその後ろの存在。

……指差す善吉と全く同じポージングをするめだかちゃんが立っていたんだ。



“ガタッ!”



劉一は平常心でいられる筈も無く、オーバーアクションを取ってしまっていた。

でも、善吉はめだかちゃんに全く気付いてないみたい。



「まあ そう連れないことを言うものでないぞ?善吉よ!」



めだかちゃんはその言葉と共に、善吉の頭を鷲づかみにしていた。

握りつぶすが如く……。


善吉はその万力の様な力を受けて初めて気付く!!

後ろに誰が……いるのかを。




「ギャアアア!!!」



で、善吉はめだかちゃんに片手でそのまま持ち上げる、

凄い……。それは女の子のパワーじゃないって思う。


(って… 感心してる場合じゃないよね……)


劉一はちょっとでも、目立たないように、

1cmずつ……1mmずつ……。

足音を殺しながら……。

さらには気配をも殺そうとしながら……。

ゆっくりと、自然にその場を離れようとした。

でも……。




「む?待て!貴様。」




一発で気づかれる。

廊下では、成功した無音の移動術!!だったのだけれど、彼女には二度は通じないみたいだった。

その上、なぜ
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