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ハイスクールD×D 〜 元聖女の幼なじみはエクソシスト 〜
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なことがなくてもいずれは悪魔払い(エクソシスト)になっていたかもしれません」
「え?なんでだ?」
「彼のご両親は、…悪魔に殺されたんです」
『!?』
皆が息をのむ。それもそうだろう。私の言葉が正しければ彼は私たちの敵ということになるのだから。
「彼はもう両親を殺した悪魔のことを怨んではないといっていましたが、どこかでそういう気持ちはあると思うんです」
「アーシア…」
「だ、大丈夫ですよ!彼も皆さんのようにいい人ならわかってくれます!」
私は気づかうような部長さんの声に元気よく答える。ちゃんと笑顔になってるか心配だが、それでも心配はかけたくないし。
「…………」
祐斗さんはなにか複雑そうな顔をしているようですが、どうしたんでしょうか?
「どうかしましたか、祐斗さん」
「い、いやなんでもないんだ」
「?そうですか」
私は部室の窓から広がる蒼い空を眺める。彼と別れた日もこのような青空だったと思いだす。
―――――― ■■■■君。あなたは今どこにいますか?
☆
☆
―――― とある空港
???サイド
「ここが、
日本
(
ジャパン
)
か」
俺は今、教会の命令を受けて部下二人ととある任務で、極東の島、『日本(ジャパン)』に来ている。
「確か、イリナの故郷だったな」
「ええ。私が教会に入る前に住んでいた町が今回の任務の場所になります」
俺の部下の1人の『紫藤(しどう)イリナ』から今回の任務についての書類を受け取る。どことなく嬉しそうだ。しかし、
「『リアス・グレモリー』。魔王の妹の縄張りに逃げ込むとは。また、面倒だな」
「どこに逃げ込もうと、我々は神の敵を打つだけの話。そうだろう、シオン」
そう意気込むのは、もう1人の部下である『ゼノヴィア』。この2人は両者とも貴重な聖剣使い。今回の任務に選ばれた教会の精鋭たちだ。…ただ信仰心が強すぎて、暴走しないかが不安だが。
「それはお前のいうとおりだがな。その前にリアス・グレモリーに接触しなくてはならない。いくら悪魔が教会の敵といえど、他人の縄張りで活動するのだから許可をとらなくては」
「面倒だな。その悪魔も叩き斬れればいいのに」
俺はゼノヴィアの言葉に苦笑する。
「確かに楽だが、その場合悪魔との戦争になる。教会はいまのところ悪魔たちとの戦争は望んでいないからな。―――――――それに今戦争が起きれば確実に一般人が巻き込まれる。お前もそれは本意ではないだろう?」
「わかってるよ。いってみただけだ」
そんなことはわかってるといわんばかりにゼノ
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