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ハイスクールD×D 〜 元聖女の幼なじみはエクソシスト 〜
プロローグ
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でしょうか、■■■■君…。私が思い出にふけっていると、









「…アーシアってその人のこと好きなの?」

「ぶっ!?」


な、な、なにをいってるんですか、部長さん!?


「な、なにをいきなりいいい!?」

「だってねえ。今みたいな笑顔を見せられちゃあ、そうも思うわよ」

「ですわねぇ」


2人がほほ笑みながら私のことを見ている。うぅ…恥ずかしいですぅ。


「あ、アーシアに思い人だと…!?そんな…Orz」

「…………無様」

「ぐはっ!?」


………あの2人はなにをやっているんでしょうか。イッセーさんはなにやらショックを受けているみたいですけど、どうしたんでしょう?


「アーシアさんは気にしなくてもいいと思うよ」

「は、はあ」


祐斗さんがそういうなら。


「それで?その人はどういう人なのですか?」

「あ、私も気になるわ」

リアス先輩と朱乃先輩は興味しんしんに■■■■君のことについて聞いてきます。


えっと、ですねえ。


「私って昔っからとろくって。孤児院の他の子供からいじめみたいなことを受けてたんです」

「いじめ!?」

「あ、といっても子供特有のいじわるみたいなものですけど」


イッセ―さんが声を荒げたので、私は安心させるようにいう。優しいのはいいのだけれど、イッセーさんは時々過保護な気がします。


「でも、その孤児院の子供たちのまとめ役のような立場にいたその子が私を護ってくれて。それ以来よく私のことを気にかけてくれたりして」


「それで好きになっちゃったと」


「…(こくん」


私はリアス先輩の問いにこくんと頷く。うう〜、恥ずかしいです。


「それで、そのアーシアの思い人は今なにをやってるの?」


その質問に私は顔が暗くなるのを感じた。それにイッセ―さんは訝しげに私の顔を覗きこんでくる。


「どうかしたのか?」

「い、いえ!彼は、その…今はたぶん教会の退魔師(エクソシスト)になってると思います」


私のその言葉に部室の空気が変わるのが感じた。


「…どういうこと?」

「私たちがまだ子供だった頃、孤児院のお金が足りない時に教会の方が視察に来て、彼のことを勧誘したんです。『君には神の敵と闘う才能がある』といって。彼は孤児院へのお金の出資を条件にその勧誘にのりました」

「それって…」

「ええ、彼は…自らを教会に売ったんです。私たちのために」

私の言葉にオカルト研究部の皆が驚愕するのを感じた。でもそうでもしなくちゃ、私たちのような田舎の孤児院は生きていけませんでしたから。

「でも、彼はそん
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