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ハイスクールD×D 〜 元聖女の幼なじみはエクソシスト 〜
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ね?』
『わかった』
ーーーー あなたは約束を破った私を許してくれますか?
『さぁって、そろそろ日もくれてきたし帰るぞ、アーシア』
そういって少年はアーシアに手を差しのべる。アーシアは笑顔でその手を掴んだ。
『そうですね、帰りましょう■■■■君』
ーーーー 許してくれなくてもいい。でもできたなら、
『…ねえ、■■■■君?』
『ん?どうした?』
『えっと、…な、なんでもないです!』
『?変なやつだな』
ーーーー もう一度だけ、あなたに会いたいです。
ーーーーーー■■■■君…
☆
☆
「アーシア!」
「ほぇ!?」
突然の声に私、『アーシア・アルジェント』はびくりと体を震わせる。
「もう、これから球技大会の打ち合わせなんだから寝ちゃだめでしょ!」
そういって、窘めるような口調で頬を膨らませているのは『リアス・グレモリー』先輩。私も所属している『オカルト研究部』の部長さんをしている方です。って、はわ!?
「わ、私寝てましたか!?」
「うふふ、ええぐっすりと」
そう笑いながらこちらを見ているのは『
姫島
(
ひめじま
)
朱乃
(
あけの
)
』先輩。うぅ…寝ていたのは悪かったですけどそんなふうに微笑ましいものをみるような目で見ないでください…。
「まあまあ、部長。アーシアも悪気はなかったでしょうし」
そういって私のフォローをしてくれるのは『兵藤(ひょうどう)一誠(いっせい)』さん。この町に来てなにもわからない私に親切にしてくれて、堕天使から助け出してくれた私の恩人さんです!私にとても優しくしてくれて。…もしあの人がいなかったら、私はイッセーさんを好きになっていたかもしれませんね。
「しかし気持ちよさそうに寝ていたね」
「…………なにか良い夢でも見てたんですか?」
そういってこちらを見てくるのは、同じ学年の『木場(きば)祐斗(ゆうと)』さんと、一年年下の『塔城(とうじょう)子猫(こねこ)』さん。どちらも新参者の私によくしてくれるとても親切な人です。
「えっと、昔の夢を見てたんです」
「昔の?」
「ええ。私がまだ教会のシスターになる前の、孤児院にいた時の話なんですけど…」
「けど?」
一瞬話していいかどうか迷いましたが、皆さんの視線に負けてしまい話すことにします。
「その時の幼馴染の子が夢に出てきたんです」
「アーシアに幼馴染がいたの?」
「ええ。とても優しい大切な人です」
本当に元気にしている
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