暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜 元聖女の幼なじみはエクソシスト 〜
プロローグ
[1/5]
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
辺り一面に広がる花畑の中にある2つの影。
金色の髪を持つ和やかな雰囲気を持つ少女は、一生懸命に手を動かしてなにかを作っており、もう1人の銀色の髪を持つ少年は、そんな少女を微笑ましげに見ていた。
『できましたー!』
少女はいままで作っていたもの、花輪が完成したので勢いよく少年にむかって掲げてみせたが、
『…壊れたぞ』
『ああっ!?』
造りが甘かったのか、花輪はすぐにバラバラになってしまった。
『はうぅ〜。また失敗してしまいました』
『くくく、本当に不器用だなアーシアは』
ーーーー それは未だに私が『魔女』とも、そして『聖女』とも呼ばれていなかった時のお話
『むぅー!笑うなんて酷いです!!』
少女、アーシア・アルジェントは頬を膨らませて少年を睨みつけるが、可愛らしい彼女がそのような真似をしてもまったく迫力がない。
『あはは、悪い悪い。どれ、貸してみろ』
そういうと、少年はアーシアの手にある壊れた花輪を器用に直し始める。
『ここをこうしてっと。ほらできた』
『わぁ〜。凄いです!』
『ほら、頭だせ。かけてやるから』
ーーーー それは私の宝物。
『どうでしょう、似合いますか?』
アーシアは花輪を首にかけてもらい、ご満悦だ。
『ああ、似合ってるぞ。とても可愛らしい』
『そうですか!えへへ』
ーーーー 初恋の人との大切な思い出。
『これ大切にしますね、■■■■君!』
『…いや、そのくらいならすぐ作ってやるから、そこまでしなくても』
『いーえ、宝物にします!』
『そ、そうか…』
ーーーー あなたは、今の
悪魔
(
わたし
)
を見ても同じことをいってくれますか?
『ねぇ、■■■■君?』
『うん?』
『いってしまうんですね…』
『……………』
ーーーー あなたは今どうしていますか。
『教会の人がいうには、俺には才能があるらしい。ーーーーーー俺の両親を殺した、人ならざるものたちと戦える才能が』
『…でも危ないです。死んでしまうかもしれないんですよ!?』
『死なないさ』
『!?』
そういって少年はアーシアを抱きしめる。
『俺には帰る場所がある。待っててくれる人がいる。だから俺は頑張れる』
『■■■■君…』
『なぁ、約束してくれアーシア。俺は必ず生きて帰る。だからお前は俺の帰りを待っててくれるって』
『…わかりました。でも■■■■君も必ず無事に帰ってきてください
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ