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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter3「初仕事」
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生まれたての子馬みたいで、子馬に失礼だが滑稽である。

「ねぇはやて、ルドガーって異世界渡航者なんだよね?」

「そうやよ?」

「それにしては凄い前向きというか……」

フェイトの疑問は最もである。
執務官という役職であるフェイトはルドガー以外でも異世界渡航者を見た事があれば保護した事もある。管理世界の者なら執務官としてのフェイトの言葉で自分の状況を把握するが、管理外世界の人間ならそうではなく、大抵が信じられないやらフェイトの頭が可笑しいのではないかと疑う者、最悪錯乱し暴れ出す者すらいた。
その為フェイトから見たルドガーは次元世界の存在を知った管理外世界の人間の反応だと到底思えないのだ。

「うーん、ルドガーの世界も私らと同じような感じみたいやからあんな落ち着いてるて思うんよ」

「同じって?」

はやての言葉になのはが疑問を持つ。

「ルドガーの世界はなエレンピオスっていう世界とリーゼ・マクシアって言う2つの世界が存在してみたいでなぁ」

「2つの世界が!?」

「そんな世界が・・・でもエレンピオスもリーゼ・マクシアなんて名前聞いた事もないよ?」

執務官として管理外世界を含めた次元世界の名称を知っておくのは必須だ。
なのでどんなに記憶を探ってもルドガーのいたという世界については全く心当たりがない。

それもそのはず・・・・ 

「今のところでは未発見の管理外世界が考えられるんやけど、私は違う線だと思うんよ」

「次元世界とは別にある世界……だね?」

ルドガーのような事は前例がない訳ではない。
今から10年前、闇の書の闇が生み出した公式では一時期秘匿扱いだった為知らない者が多いがされているが『闇の書事件』の事後処理として『砕けえぬ闇事件』というものがあった。
事件の詳しい内容は今回は省くが、この時なのは達と闇の書の闇をめぐる戦いに『マテリアル』達とは別に第三勢力として異世界『エルトリア』から『ギアーズ』と呼ばれる2人の姉妹が来訪した。
もしエルトリア以外にも異世界が存在するならそれがおそらくエレンピオスやリーゼ・マクシアなのかもしれない。

「それにルドガーは違うみたいやけど、リーゼ・マクシア人限定で、精霊術って言う精霊と契約して行使できる魔法に近いもんなんてものがあるとか言っとったなぁ」

「じゃあルドガー君から言わせて見ればあまりこの世界に飛ばされた事に大して驚きがなかったのかな?」

「確かに大して驚いてはなかった…かな。まぁ私は違う事で驚かなかったと思うんよね」

「違う事って?」

「単純に場慣れしてるんよ。元の世界ではクランスピア社言う企業で戦闘専門のエージェントなんていう大層な役職みたいやったんだって」

そのルドガーの素性を知り納得してしま
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