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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter3「初仕事」
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くするとルドガーの肩に止まる。
「!?」
「ルドガーさんフリードに気に入られたみたいですね」
「そ、そうなのか?」
「よかったですね、ルドガーさん!」
キャロとエリオにそう言われ、最初は驚いたが直ぐにこのフリードが優しい竜なのだと思い、愛猫であるルルに接する感じで肩にいるフリードを左手に乗るよう促しその頭を撫でる。
「お前もよろしくな、フリード」
「キュクぅー!」
「(ねぇ、ティア)」
念話でスバルはティアナに話しかける。
「(何よ?)」
「(何だかルドガーさんって優しそうな人だよね!)」
「(そうね…)」
そう素直に思う。最初ルドガーと話した時は何か裏があるのではないかと思ったが、今のやり取りを見たらそんな事を考えていた自分が恥ずかしく思えてくる。
「(雰囲気も何だかギン姉と似てるし、優しいし、おまけにご飯も美味しい!凄いよねこの三拍子!!)」
「(はぁ…ホントお気楽よねアンタ)」
とはいえそこがスバルのいいところでもある。型に捉われない考え方に、誰とでも別け隔て無く接するこの『相棒』の柔軟さ自分に無い物だし、正直憧れてはいるが、認めると何か負けた気がするので決して口にはしない。言えば絶対調子こくはずだからだこのバカは。
「ルドガー君。私は高町なのは。よろしくね」
「私はフェイト・T・ハラオウン。よろしくルドガー」
「ああ、こちらこそ。なのはさんにフェイトさん」
ルドガーにさん付けをされてしまい面食らってしまうなのはとフェイト。
何故2人をさん付けで呼んだかは簡単だ。
何というかはやてと同い年のはずなのに2人の落ち着いた雰囲気を感じ、ナチュラルに言ってしまったのだ。
「ルドガー何2人にさん付けで呼んでるん?ルドガーの方が歳上って言ったやろ?」
「そうだな…多分2人のお淑やかな雰囲気で自然に言ったんだろうな」
「へぇーそれは私が2人よりぶっ飛んだ女やと言ってんの?」
「……多分」
「そかそか……ふんっ!」
「ぐェ!!?」
まさかのみぞおちにその場でうずくまるルドガー。
そんな2人のやり取りを見て呆気に取られるなのはとフェイト。
「何だか2人とも凄い仲がいいね」
「う、うん。こんなはやて始めて見たかも……」
ルドガーとはやては今日出会ったの間違いないが、2人のやり取りを見ていると長年共に一緒にいた友人どうしに見えないもない。しかも異性に、おまけはみぞおち。
何があったらこの短時間ここまで仲良くなるんだろうか?
「ほら、ルドガー!スバルとエリオの皿にパスタとスープ盛ってやるんや」
「あ、あぁ……うぐっ」
ダメージが回復しないまま立ち上がるルドガー。
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