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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter3「初仕事」
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表情を変えティアも匂いの正体を探ろうと匂いを嗅ぎ、エリオが匂いの元がトマトである事に気付く。六課に来る以前に何度かトマト系の料理を食べた事があるが、ここまで鮮烈にトマトの匂いを感じた事はない。おそらく訓練で限界まで研ぎ澄まされた五感と空腹感が交ざり合った事で普段より感じやすくなったのだろう。

その証拠だろうか。

誰かのお腹が鳴ってしまう。

「あー!ティア、今お腹なったよー!」

「て、ティアさんだったんですか今のお腹の音?」

キャロが腹の虫の音を発した人物を知り信じられないという顔をしてしまい、それが引き金となりティアナの顔は見る見る赤く染まり……

「う、うるさい!!」

「アイタっ!」

照れ隠しに再びスバルの頭頂に手刀を当てる。スバル…黙っていれば良かったものを……

「皆ー!!何しとるん?」

「「「「八神部隊長!」」」」

騒いでいた為気づいていなかったが、食堂にはこの六課の部隊長である八神はやてが、彼女の家族の
リインフォースUと一緒にテーブルを使っていた。はやてを見て4人は彼女の方へと足を運ぶ。

「皆さんお疲れさまですぅー」

「あ、えっと、はいリイン曹長…」

ティアナが戸惑いがちにリインに応える。

「にしても皆待っとったでー」

「何かあったんですか?」

「いや別に面倒事やないんよ。なぁリイン?」

「はーいですぅ!」

「「「「????」」」」

「キュク?」

ますますワケがわからなくなる4人と一匹。
そんな時食堂に新たに2人の人間が入る。

「ごめんはやてちゃん、待たせちゃって!」

「ごめん、約束の時間からちょっと時間すぎちゃったね・・・」

駆け足ではやての元に来たのは。はやての幼なじみであり、この六課のスターズとライトニング分隊の隊長でもある高町なのはとフェイト・T・ハラオウンだった。

「事情はわかっとるよ。むしろこっちが2人に気を使わせたみたいで申し訳ないわぁ」

「にゃはは…いいよ、いいよ。それに私達もはやてちゃんに聞きたい事があったし」

「何なん?」

「ほら、あの人だよ。訓練場に倒れてた男の人。はやてなら知ってるでしょ?」

それは知っているだろう。逆に部隊長であるはやてがそんな重要事項を知ってなかったら部隊としてちゃんと機能してるか六課を疑ってしまう。

「あールドガーの事言ってるん?」

「「「「「「ルドガー?」」」」」」

なのは達が聞いた事のない名前を聞き全員?を頭に浮かべる。

「もしかして、あの男の人の名前かな?」

「正解やなのはちゃん」

「で、そのルドガーさんはどこに?」

「まぁまぁ、フェイトちゃんそんなに焦らなくても時期に会えるから
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