〜It works togetherE〜
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、闇ギルドの人間を舎弟に持つことなどしたくない
「だって!昼の戦闘かっこよかったっす!惚れました!兄貴と」
「却下!」
「・・・クルス、落ち着いて本件から逸れてる」
ミラになだめられ体から溢れそうになっていた魔力をなんとか抑えた
「・・・俺、闇ギルドなんか入りたくなかったんです。ただ金が必要で・・・。だから!」
「だから正規ギルドの奴にとりいろうと?」
せつない表情の男の顔を月明かりが照らし、俺の冷たい視線が突き刺す
「・・・ちがいます。せめて何か人のためになって置きたくて。だって俺、評議員に突き出しますよね!?いや、むしろ突き出して俺にやり直すチャンスを下さい!!」
「お前を評議員に突き出すのは当たり前だ。しかし、やり直すチャンスはただでやるわけにはいかない」
「ねぇ、ギルドの情報をくれない?」
ミラが横から口を挟んだ
成程、こっから情報を得る流れに持っていくのか
「・・・わかりやした」
そして、以外にも細かいところまで話してくれた。どうやら本当に闇ギルドに入ったことに後悔しているらしい
一通り情報をもらうと、いろいろと焦らなければいけないことがうまれた
簡単に説明すると、このまま放っておくと、s級クエストから10年クエスト級のレベルになってしまうほど危険な状態だ
「・・・助かった。お前は俺らに協力してくれたと評議員に口添えしておこう」
「いいっすよ・・・これが俺なりのけじめです」
俺は少しだけ口角をあげてミラとともに船室に急いだ
「・・・いろんな人がいるんだね」
「あぁ。闇ギルドの奴らには上に感化されてるだけの奴も多いみたいだな」
悲しいことだ。やめたくてもやめられない。そしてつかまって裁かれる
今の世の中、闇ギルド=悪。だからな
「すまん、急いで船を進めてくれ」
ケビンは頭に氷を載せながらこちらを向いた
「いそがないと!人命がかかっているんです!」
ミラの剣幕が凄かったのか、ケビンは急いで操縦士に速度上昇を促した
そして、かなりの速度で走った船は、20分で港に着いた
「お二人はこれからどうするのですか?品がない以上ここから先の護衛は必要なくなりますが?」
「安心しろ、こっからバイクで5分のところにさっきのギルドの本拠地がある。潰して、財宝とり返してやるよ」
そんな、そこまでしなくていいです。と言いたげなケビンの言葉を待たずにミラが
「大丈夫ですよ?クルスは強いですから。ね?」
首を少し傾けて俺を信用しているまなざしを向けてきた
もちろん俺は期待を裏切るつもりはない
「と言うわけだ。悪いがしばらくここで待っててくれ。すぐに戻るから」
「お、お気をつけて!」
ヤ
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