6話
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「静かにせんか!」
そのころ(エルザ視点)
私は今、ERA(魔法評議会会場)に来ている。
「よぉエルザ」
「ジークレイン!」
「今回は俺が助けてやったんだ。感謝しろよ。」
私はとっさに身構えた。と言っても手錠をはめられているが…
「安心しろ、これは思念体だ。こんなことに本物が来るわけなかろう」
「あんた凄い人と知り合いなんだな」
カエルの使者が話しかけてきた。
「悪だ…」
「えっ?」
「被告人エルザスカーレット主は合わせて四つの罪が掛かっておる。目撃者の証言によると、赤い髪
で、鎧を着た女で………」
「バコーン!!!」
「俺がエルザだ〜捕まえられるもんなら捕まえてみやがれ〜!俺が何の罪か言ってみやがれ!それがギ
ルドマスターたちよりも重い罪なんだろうな〜あぁ?」
いきなり壁を壊し、エルザに変装してはいってきたのは無論ナツ。
「二人を牢へ……」
「スミマセン…」
「エルザ!こいつらに謝る必要なんかない!あっいやおれがエルザだ!」
「まったく…あきれてものも言えん…あれはただの儀式だったんだ…」
「儀式?」
「つまり見せかけだったんだ。だから今日中にでも帰れたんだ、お前が暴れなければな…」
「すまねぇ…」
「だが嬉しかったぞ」
「……………」
「フフッ」
ガンッ!
「痛!」
(ロスト視点に戻します)
鎧を着ながら抱きしめられるとすごく痛い。現にナツ、グレイ、ロスト(その他いろいろ)は経験済み
だ…
「自由って素晴らし〜」
ナツがはしゃぎまくっている。もう少し入ってればよかったのに…みんな思っているだろう。
「そういえば漢の対決はどうなったんだ?」
「そうだった!エルザ俺と勝負しろ」
「よせ、疲れてるんだ…」
「問答無用いくぞ!」
バコーン
エルザは野球のバットのように巨大なハンマーをナツにぶつけた。ナツは転がり転がり壁に激突。既に
意識はなく頭から血を流している。
「仕方ない、始めるか…」
「終了〜〜〜〜」
開始1秒で終了。あっけない…
「だせーぞナツ!」
「おい、この間の賭けは有効なのか?」
「とろ〜ん」
「どうしました?マスター?」
「う〜ぬ、眠い。奴じゃ…」
その瞬間あのエルザを含む全員が眠りに落ちた。すると何者かが入ってくる。
「ミストガン…」
ミストガンと呼ばれる男はS級魔導師の一人であり、顔を見られたくない為、仕事をするときはいつもギ
ルドの全員を眠らせてしまう。
「これ!眠りの魔法
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