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真剣で武神の姉に恋しなさい!
秘密基地へ
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ど頼もしいわね。じゃあクッキーそろそろ行くから警備よろしくね」

「うむ。私に任せておけ。ズェア!!」

 そういうとクッキー2は変な掛け声で素振りを始めた。

 千李たちはその横を素通りしそそくさと秘密基地へと入っていった。


 千李たちはビルの五階に到着した。

「おお〜。もっとごちゃってるかと思ったけど以外に綺麗になってるわね〜」

「そりゃあまぁクッキーが綺麗にしてくれてるし」

 なんでもありねクッキー、なんてことを言いながら千李は壁に立てかけてあるマットレスを敷くとその上にダイブした。

「ちゃんとこれも手入れしてあるわねー。よかったよかった」
 
「千李姉さんの特等席だからね。クッキーもたまに雑菌とかダニ取りとかしてたよ」

「ん〜。この古ぼけた感じがまたイイ〜」

 ……聞いてないし。

 まぁそんなところが千李姉さんか。大和は苦笑しながらマットレスの上でゴロゴロしている千李を見ているととたんに千李が止まった。

 どうしたのかと大和が千李を覗き込むと千李は寝てしまっていた。

「本当に千李姉さんはよくねるなぁ」

 大和が一人ごちると不意に千李の手が大和の首筋に当てられ一気に引き寄せられた。千李はそのまま大和をその豊満な胸の中に収める。しかも力加減が絶妙で苦しくない程度に抱きしめられてしまっていた。

 抜け出そうとバタバタともがく大和であったが、千李が離す様子もないことを悟ると動くのをやめた。だがそれにより急激に眠気が襲ってきてしまい大和は千李の胸の中で眠りについてしまった。



「大和そろそろ起きなさい」

 大和は自分の名を呼ばれてはっと目を覚ました。

 見上げると笑顔の千李が目の前にいた。
 
「お、おはよう。千李姉さん」

 とりあえず大和は千李に挨拶してみた。

「ええ。おはよう、それでそろそろ起きてほしいのだけれど?」

 千李が言うが早いか大和は飛び起き顔を真っ赤にして謝罪した。

「ご、ごめん!俺どれくらい寝てた?」

「謝らなくてもいいわ、弟分の可愛い寝顔が見れたし十分よ。時間はそうね今6時だから30分くらいかしらね」

 千李は携帯を取り出しながら大和に言った。

 対する大和はそんなことではなかった勢いで時間を聞いてしまったがそんなことは今はどうでもよかったのだ、今時分は姉貴分の人の胸を枕代わりに寝てしまっていたのだ。しかも名前が呼ばれるまで気づかないほどの熟睡をしてしまったことに顔から火が出そうだった。

 ……それにしても柔らかかったな…じゃなくて!

 大和は先ほどまで自分の顔があったところの柔らかさを再確認していた。

 そんな風にあたふたしていると千李が吹き出した。

「ア
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