第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第16話:どうやら本物
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前にそんな事を教えなきゃならないんだ!? 事前に知ってんのか、私のパンツの色を!」
「イヤ知らん!」
「じゃあ真偽の確認にならないだろ! 何の為に聞くんだよ!?」
そうですねぇ……答えの知らない事に答えられても、それが正解なのかは判らないですからねぇ……
「別に真偽を確かめるのが目的じゃない。ただパンツの色を知りたいだけだ! お前が本物である事は既に判っている……俺には質問などしなくても、仲間の事は理解できている。見ただけで偽者じゃ無いって判るサ!」
まぁ、私達の事を解ってくれているなんて…嬉しいですわウルフさん。
ミネアSIDE
(裏切りの洞窟)
ウルフSIDE
何か思わず格好いい事言っちゃったけど、本当はリューノの質問が殆どなんだよね。
偽者のリューノだったら『私が以前着けていたイヤリング』とは言ってこないだろう……
以前イヤリングを着けていたかどうかすら判らないのだろうから。
あと美女の匂いかな……
マーニャさん・ミネアさんからだけじゃなく、リューノからも感じる様になってきたんだ。
う〜ん……流石リュカさんの娘だね。最近色っぽさを感じてきたよ。
「さて……みんなが揃った事だし、ホフマンさんが探していたって言うお宝を手に入れ、彼に教えてやろうぜ! 『こんな洞窟のモンスターに騙されたのかお前は!?』って」
「ウ、ウルフさん……そんな事言ったら逆効果ですよ! 優しく『貴方のお友達は裏切って等いませんよ』って教えてあげないと」
か〜っ……真面目だねぇシン君は!
俺なんかリュカ家の毒素に浸かりすぎて、真面目な思考回路が失われちゃったよ!
でも義兄さんを見てると、あの家庭で真面目に生きるのは辛いと解るから……
「まぁどっちでも良いよ。そこら辺の事はシン君に任せるから……とっととお宝ゲットで、このアホ洞窟からオサラバしようぜ!」
「私もウルフの意見に賛成! 私嫌いなのよ……洞窟とか地下とかっていう暗いジメジメ空間が!」
「あははは、マーニャさんらしいご意見だね! でも俺は、彼女のジメジメヌルヌルな洞窟に出たり入ったり探検するのは大好きだぞ!」
「ア、アンタ…こう言う時に下ネタ言うの止めなさいよ!」
暗いのが嫌いと言ったから、俺が明るい雰囲気にしたのに……
顔を真っ赤にして怒ってるよ。
ははははは、勝手だなぁ!
ウルフSIDE END
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