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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter2「状況と今後」
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ドガーのお子様発言にはやてに頬が赤く染まる。はは、本当に子供だな。

「ちょ、ルドガー!それレディーに対して失礼やで!」

「はははっ!いやゴメン。つい…」

「ついってな、あのなルドガーあんま性もない事を---えっ?」

少しきつめにいってやろうかと思ってルドガーを睨もうとしたが、目の前に笑っていたはずのルドガーの右手が現れ面食らってしまう。

「手伝わせてくれ。君が俺に頼もうとしていた事をやらせてくれよ」

「えっ!?い、いやそれは嬉しいんやけど、まだ私何も内容言っとらんよ?」

「大方俺はそのフォワード部隊の隊長達のサポートをするっ感じだろ?フォワードの方は…実戦の空気に向けての模擬戦の相手ってとこか?」

「せ、正解や…ようわかったな」

これくらいの推測などルドガーに取っては朝飯前だ。何せルドガーに戦いや知識を与えたのはあのクランスピア社でNo.Tエージェントであったユリウス・ウィル・クルスニク、ルドガーの兄なのだから。彼ほど頭は冴えてないがやはり兄弟だけあってこういった事には慣れているようだ。

「一応エージェントだったから頭を使う事が多かったんだ。それより……どうする?」

「ほへぇー……こりゃ私達は大物を拾ったのかもしれんなぁ」

はやてもルドガーの手を握り、これで1つの契約が出来上がった。


「大切なら何にかえても守りぬけ・・か……」

「ん?」

「なんでもない、なんでもない!よし!とにかくまぁこれで結果オーライ!これからよろしくな、ルドガー!」

こんな短い時間でしかも異性相手にここまで心を許せる経験ははやてにもなかった為、さっきとは違う意味で顔が赤い。まだこの気持ちは恋とかそんな立派な物ではないが、何となくだがルドガーからは自分と同じ匂いがした。

だからだろうか…彼を信じたいと。


ルドガーの事をもっと知りたいと思ったのは。

(まだルドガーは何か隠しとる……)

だがそれを今無理矢理はやては聞く気はない。何か話したくない理由があるから話さなかったのだ。
なら彼が話してくれるまで自分は知らない事にすればいい。

「はやてちゃーん。本局からはやてちゃん宛に書類データが届いたですよー」

「うわぁ!?せ、精霊!?小っさ!!」

(またお約束が始まってもうた)

リインが私は精霊ではなくユニゾンデバイスというとっーても希少なデバイスだと自分の事を自画自賛に近い説明で紹介し、ルドガーは苦笑しながらゴメンと誤るが、今度は小さいという一言についてガミガミと話が始まってしまい、ルドガーがはやてに目で救いを求める。


これから面白い日々が始まりそうだと思いながらはやてはリインとルドガーの間に入るのであった。



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