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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter2「状況と今後」
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「因みに俺が21歳って言ってたらどうなった?」

聞きたくないが好奇心に負けてしまう。

「うーん…確実にディアボルってたかなぁー♪」

「………」

(ディアボルって何だよ……)

恐らく彼女が得意とする魔法だろうがこの際それがどんな魔法かは聞かないでおこう。


いや聞きたくないのが本音だ。


「まぁ冗談はさて置き……」

はやての目線がルドガーの両手に移る。正確にはルドガーが握っている物にだ。

「その双剣は頂けんかなぁ」

「……」


今ルドガーの両手には彼がカナンの地に渡る為兄ユリウスの命を魂の橋に使う事を決意し手にかけた時、時計と共に手にしたカストールが握られている。この世界では質量兵器は原則使用禁止という話を医務室で聞かされた。だからルドガーは今はやての前で自分の持っている武器をどうするのかはやてに判断を委ねているのだ。

「てかどうやって剣やら銃やらハンマー出したん?」

「……はやて」

「ん?」

突然ルドガーの雰囲気が変わり不思議に思うはやて。だが直ぐに何か触れてはならない物に触れてしまった事に気づく事になる。

「世の中にはね…決して踏み行ったら帰れない現実があるんだ」

口は笑っているが目は笑っていない。

「そ、そか・・・私今そんなとこに足を入れようとしてたんやなぁ…い、いやー助かったルドガー君」

「本当にな。良かったな、五体満足でいられて」

「……」

遠い目でそんな事を語るルドガーにはやては本気で恐怖を抱いてしまう。

そう世の中には決して追及してはならない現実があるのだ。


もはやこれは暗黙の了解というべきか。


「で、やっぱり俺の武器は没収なのか」

「え?あ、あーえっとな。何も管理局はそこまで質量兵器禁止を徹底しとる訳やないんよ。ちゃんと許可を取れば使えるし」

「そうなのか?」

「うん、実際に局員の中にもデバイスの代わりに使ってる人とかおるし」

その辺は自分達の世界とも同じだ。黒匣は使用する事で精霊を殺してしまう為、リーゼ・マクシア人の中には断界殻が解放され精霊が死ぬ事がなくなったとはいえ、黒匣がマナを使い貴重な資源を浪費していると言う者も少なくはない。だが結局は両国の議会は黒匣を使用禁止にはしなかった。
仮に使用禁止にしてしまえばエレンピオス側の生活はほぼ苦しくなる上に確実に暴動に発展するだろう。そう言った意味で次元世界も完全に質量兵器を使用禁止を徹底していないのかもしれない。

「てなワケでルドガー君の武器も私が許可申請を管理局に申請したら直ぐにでも使えるけど?」

「そうだな……」

悩む所だ。シャマルから聞いた話ではルドガーには魔導師の力の根源であるリ
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