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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第1章
旧校舎のディアボロス
第17話 またお会いしましょう
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いるの。特に貴方のような、下品極まりない輩ならなおさらね」
「おっと、この力はマズイねぇ?つか、状況からして、マジでヤベェな!」

 部長の迫力と状況でさすがのこいつも焦りだしてきた様だ。

「……堕天使……複数……」

 塔城が鼻を動かしながら言う。

「アッヒャッヒャッヒャ!形勢逆転すなぁ!皆さんまとめて光の餌食ケッテーイ!」
「部長!イッセーを連れて先に行ってください!」
「明日夏、貴方はどうするの!」
「俺は自力で逃げれます!それに、転移できるのは部長の眷属だけでしょう?」
「分かったわ。朱乃、ジャンプの用意を」
「はい」

 副部長が手元から魔方陣を出現させていた。

「小猫、イッセーを頼むわ」
「……はい」
「クソ悪魔共!逃がすかって…わたたたたた…痛ぁい!?」

 フリードが追撃しようとするが、塔城が投げたテーブルが直撃する。
 みんながイッセーを連れてジャンプしようとする中、イッセーとシスターがお互いの事を見ていた。

「部長!あの子も一緒に!」
「それは無理。明日夏が言っていたでしょう。この魔方陣は私の眷属しかジャンプできない」
「そ、そんな!?」

 イッセーが一瞬、俺の方見ると、何かを言おうとしたが、すぐに目を逸らして黙ってしまう。
 俺にこの子を助けてくれと言うつもりだったんだろう。だが、俺の身を案じて、言えなかったってところか?
 ……やれやれ…だな。
 そう思っていると、魔方陣が輝き出した。

「アーシアッ!」
「イッセーさん……また……またいつかどこかで……」

 そう言い、シスターは涙を流しながら微笑んだ。

「アーシアァァァアアアアアッ!!!!」

 イッセーの叫びが響く中、イッセー達は魔方陣と共に消えた。
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