魔法先生ネギま!
0265話
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か言ったか」
「ああ。小さい頃に世話になってね。ナギの事はエヴァから?」
「まぁ、大雑把にだが」
エヴァの話によると、明後日来るネギ・スプリングフィールドの父親であるナギ・スプリングフィールドは20年程前に魔法世界で起きた戦争を終結させた紅き翼という集団のリーダー格で、こちらの世界ではともかく魔法世界では知らない者はいない程の有名人らしい。
確かにその一人息子ともなれば、近右衛門や高畑が神経質になるのも分からないでもない。……だからと言って、俺みたいなのを保険として付けるのは正直どうかと思うが。
「ネギ君は魔法学校を卒業したばかりで、魔法の才能も父親譲りと言ってもいいだろう。……正直、それに負けない才能を持っている君に驚かされるが……まぁ、それはともかく。それだけに魔法を気軽に使ってしまう事もある。君にはそういう時にさりげなくフォローをお願いしたいんだ」
「それは、いざという時に入るのか?」
「魔法バレするとオコジョにされてオコジョ収容所に送られる事になるから十分いざという時に入ると思うよ」
「……オコジョ?」
「そう、オコジョだ」
オコジョという単語に思わず高畑へと尋ねるが、至極真面目な表情で頷かれる。
……なんでオコジョ? そう思いつつも、近右衛門の話に耳を傾ける。
「じゃが、当然最初から自分のフォロー役がいると知っていてはネギ君にとってもあまり良く無いじゃろう。じゃから、アクセル君に関しては魔法関係については知らない普通の一般人として紹介する。飛び級と共学化に関するテストケースの生徒としてな。それで君は同年代の男の子という事で、まずは魔法以外に関しての日常生活で相談に乗って欲しい」
近右衛門や高畑の言葉に考える。確かにそれ程に有名な父親の息子だというのならその才能を受け継いでいる可能性も高いだろう。まぁ、2人の様子を見る限りではそのネギとかいう子供が才能に溺れて魔法を乱発するといった性格ではないようなのが救いだが。
「取りあえず了解した。そのネギとかいう子供が魔法を知られそうになったらそれとなく注意するとしよう」
「うむ。……ただ、それとは別に注意点がある。その魔法バレについてじゃが孫の木乃香とアスナちゃんについては例外として欲しい」
「……何故、と尋ねても?」
「詳しい事は言えないのじゃが、色々と理由があるのじゃよ。特に木乃香はかのサウザンドマスターすら越える魔力がその身に宿っている。今は木乃香の父親でもある婿殿の要請で魔法に関わらないようにさせておるが、あれだけの魔力を持っている以上はこの先もずっと魔法と無関係でというのはまず無理じゃろう。それに、お主がこの麻帆良に来た時に出会った外部の魔法使いがいたじゃろう? 幸いあの連中の目的は図書館島じゃったが、木乃香の魔力を何かに利用しよう
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