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ハイスクールD×D 〜 もう一人の副会長は生徒会の切り札(ジョーカー)! 〜
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ってくれ」
「いいのですか?」
「なあに、会長が生徒会に遅れたら示しがつかんだろ。とりあえずあいつらを追って何もなかったらそのままで、何かやらかそうとしてたら先生にでも言って、反省文でも書かせるから」
って言っても、あいつらいくら説教したり、反省文を書かせたりしても、まったく反省しないんだよなぁ。悪い奴らでないことはわかっているんだけど、そろそろいい加減にして欲しいんだが。
そう俺が言うと、蒼那はすまなそうにしながらも、「お願いしますね」と言いながら、先に生徒会室へとむかっていった。
蒼那の姿が見えなくなったのを見てから、俺はさっそく、エロガキどもがむかっていった場所へとむかっていった。
「さあって、何事も無ければ面倒がなくていいんだが…」
無理だろうな。あいつらは絶対に何かしらやらかすだろうし。
俺は何も存在しない場所から(・・)ひと振りの竹刀を取り出すと、問題児どもに天罰を下すために足を速めた。
一誠サイド
松田の後についてきた俺たちは、現在体育館裏に来ていた。なぜそんなところにいるのかというと、
「おいおい、本当にあったぜ」
元浜の視線の先には、体育館裏の壁にぽつんと空いている一つの穴。
「こ、これって、本当に…?」
「ああ。――――――女子更衣室へとつながる穴さ」
この穴はなんでも松田が体育の時間に偶然見つけた穴で、その先は女子更衣室へとつながっていた。
そして松田が調べたところ、この時間は女子剣道部がこの更衣室を使う時間。
つまりは、
「女子の着替えが覗き放題というわけだよ」
「「お、おおー!!」」
すげえ、すげえぜ松田。こんな素敵スポットを見つけて、あまつさえ俺たちに教えてくれるなんて。あなたは神ですか!?
俺が、松田の友情に感動していると、
「へぇ…。それは俺にも紹介して欲しかったなぁ…」
俺たちがこの学校に入学してからよく聞くようになった声が聞こえてきた。今は絶対に聞きたくなかったその声が…。
ギギギギギギギ
俺たち三人は、その声の聞こえたほうに、油の切れたおもちゃのような音をだしながら振り向く。
そして、そこにいたのは、
「よお、また会ったなお前ら」
俺たちが絶対に会いたくない人がそこにいた。
松田が思わず叫ぶ。
「げぇ!呂布!?」
その瞬間、
ズドオォォオォン!!
「ぐぺっ!?」
「松田ー!?」
その人物が手に持っていた竹刀が、松田へと凄い音を立てて撃ちこまれ、そのまま松田はカエルが潰れたよ
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