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ハイスクールD×D 〜 もう一人の副会長は生徒会の切り札(ジョーカー)! 〜
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るまずに逆に言い返す。
「うるせえ!脳内で犯すぞ、このビッチども!!」
うん。相変わらず最低な発言だぜ、元浜君!
「あ、おい。二人とも。見ろよあれ」
「あん?どしたよ松田」
「なんかあったのか?」
「あれだよ、あれ。運動場の方を見てみろ」
俺と元浜は、松田の言うとおりに俺たちが今いる中庭からグラウンドの方を見ると、そこには一人の男子生徒が、複数の女子に囲まれながら歩いていた。
「ねぇねぇ、木場君。今日の放課後暇?」
「よかったら私たちと一緒にカラオケでも行かない?」
「ね、いいでしょ?」
どうやら女生徒たちは、あの男子生徒を遊びに誘っているようだ。
そんな女生徒の誘いを、その男子生徒、『木場(きば)祐斗(ゆうと)』は、申し訳なさそうに断った。
「ごめん、今日は部活だから行けないや」
「え〜、ざんね〜ん」
「本当にごめんね、せっかく誘ってくれたのに。また誘ってよ」
「「「やぁ〜ん、かっこいい〜!!」」」
おいおい。あんな簡単な台詞でメロメロになってんじゃねえか、あの女たち。くそッ!これだからイケメンは!!
「あれは2−C。木場優斗っ。…全女生徒憧れの一人にして、全男子生徒の宿敵ッ!!」
そう、今女生徒に誘いを受けていた男子生徒、木場優斗は俺たちとは違い、いい意味の有名人で、三年の『リアス。グレモリー』先輩と、『姫島(ひめじま)朱乃(あけの)』先輩の『学園二大お姉さま』の二人が学園のマドンナならば、あいつは学園の貴公子とも言うべき存在だろう。
学園の女生徒達の視線をくぎ付けにする、俺たち非モテ男子たちの宿敵。
「くそー。あの女たちも、あんな男のどこがいいんだ!!」
「そうだ、そうだ!ただ顔がよくて、頭もよくて、運動もできて、性格もいいっていうだけじゃねえか!!」
俺と元浜があまりの木場のモテっぷりに憤る中、松田がぼそりと一言呟く。
「…まあそれって、完璧ってことなんだけどな」
「…………」
「…………」
お前、それを言うなよ…。空しくなるから。
「「「はぁ…」」」
俺たちの口からは思わずため息が漏れる。まったく、世の中不公平だよなー。
俺が現実に打ちのめされて思わずうなだれていると、
「おっと、そろそろ時間か♪」
松田が腕時計で何かの時間を確認すると、荷物を持って中庭の芝生から出て行こうとする。
「どこ行くんだ松田ー?」
「なんか用事でもあんのか?」
俺と元浜が、松田のやつにどこに行こうとしているのか問いかけると、松田は振り返り、
「…………むふぅ」
この世のものとは思えないほどいやらしい笑みを浮かべていた。
「「???」」
なんだこいつ…。
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