暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
17話:絶望を希望に そして…
[3/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「ぐぅ!!」
「くっ……!」
衝突する障壁とライドブッカーから火花が散る。突き立てられたライドブッカーの矛先が、若干障壁にめり込むが、結局そこ止まり。それ以上進む事もなく、プレシアが新たに作り出した魔力弾によって引きはがされる。
「っと……単調な武器の攻撃じゃ、あの障壁は破れないか…なら!」
〈 FORM RIDE・WIZARD ROUND 〉
〈ド、ド、ド、ドッドッドン!ドッドッドッドン!〉
魔力弾を直前で攻撃を止め後ろに飛ぶ事で回避し、離れたところで着地する。そしてまた新たにカードを使用し、今度は黄色い魔法陣を地面に出現させる。出てきた魔法陣が上昇し、基本カラーを黄色に、頭部の宝石は四角形にした、ウィザード「ランドスタイル」に変わる。
「ハァッ!」
「ふっ!」
〈 ATACK RIDE・DRILL 〉
〈ドリル・プリーズ〉
「はああぁぁぁぁ!!」
プレシアも先程とは違う魔法陣を別に展開し、紫電と魔力弾を同時に放つ。俺はその攻撃を跳んで避け、そのままカードを装填。そしてその流れで回し蹴りの体勢になり、発動したカードの効果で体ごと回転させる。
その攻撃を、プレシアはまた障壁で防ぐが、士の攻撃は障壁を破壊する。障壁が破られた衝撃で、プレシアは弾かれる。
「うっ…!」
「はぁ…はぁ…はぁ…」
弾かれたプレシアは床に転がる。着地した士は、さすがに息が切れ始めて呼吸を乱す。その間にもプレシアは杖を支えに立ち上がる。
「こ、このぉ…!」
「くっ!」
〈 ATACK RIDE・DEFEND 〉
〈ディフェンド・プリーズ〉
立ち上がったプレシアが再び魔力弾を形成する。それを見た士はまたカードを装填し、右手を地面にかざす。
そして放たれた魔力弾。だが、士に当たる前に士が展開した三つの魔法陣から土でできた壁が出現して、魔力弾を防ぐ。
「何で、邪魔するのよ!ジュエルシードがあれば…もう少しでアルハザードに行けるのに!もう少しでアリシアとまた会える…戻ってくるのよ!」
「くっ…!」
そう叫ぶプレシアの攻撃が、さらに強力なものへと変わる。いかに怪人相手用の技だとしても、限界というものはある。士が展開した壁も次第にヒビが走り始める。それを見た士は仮面の下で表情をゆがめるが、次に備えカードを取り出す。
〈 FORM RIDE・WIZARD HURRICANE 〉
〈フー、フー!フーフーフッフー!〉
そして壁が割れる瞬間、カードをディケイドライバーへ装填し、発動。上空に緑色の魔法陣を展開し、ジャンプしてみたび魔法陣を通る。
今度は緑を基本としたものとなり、頭部が逆三角形の、ウィザード「ハリケーンスタイル」だ。
魔法陣を通った士は風を操りそのままプレシアへ向かう。
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ