出会い
Trick03_なんだこの炎は!!
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! それなら君一人で大丈夫ですね」
「え? どういうことですの? 風紀委員の話は聞かなくても
よろしいですの?」
「ええ、こちらの方が通っている学校ですと、生徒というだけでが証言力ありと
学園都市で決められますから、今回はこの人だけでも問題ありません」
風紀委員は試験や実地訓練を全て通過して学園都市から認められる役職だ。
それを学校に生徒というだけで風紀委員と同じ権限、信用を持っていることは
白井にとっては少し不愉快な話だった。
思わず声を挙げた白井。そして、その疑問を出そうとしたが
「門限とか大丈夫ですか? 常盤台中学は門限が厳しいと聞いたことがありますよ」
声に出す前に西折の言葉が白井の疑問を吹き飛ばした。
「そうでしたわ!! 失礼ですがお言葉に甘えさせてもらいますの!!!」
「ちょっと、どうしたのよ黒子。急に「今日は寮監様が見回りに来る日ですわ!」
・・・えぇ!?」
「急いで行きますわよお姉様! 初春たちも早く!」
「白井さん、私達は門限は関係ないような気がしますが・・西折さん、私達も
失礼します。佐天さん行きましょう」
白井たちに続いて帰ろうとした初春だが、佐天はぼ〜っとして反応がなかった。
ただ西折を先程から見続けているだけだった。
「佐天さん! もう行きますよ! では失礼します!」
「え! あ! ちょっと初春!!」
初春は佐天の手を引いてその場を去って行った。
「気をつけて帰ってくださいね〜」
そんな4人に信乃は呑気に言った。
「それにしても風紀委員と同じくらいの証言力がある学校ってどういう学校なんです
かね? 気になります」
と、初春は帰り道に3人に尋ねた。
「お姉様、あの方、西折さんの学校とはどこですの?」
「私もわからないわ。再会したばかりだし、あまり話してないのよ」
「まさか!? 常盤台と同じで貴族が通う学校だったりして!?」
「初春、妄想も大概にしたほうがいいですわよ。あの方の服装はそういった感じでは
ありませんでしたし、常盤台も貴族が通うというわけではありませんわ」
西折の服装は普通の私服と言えた。そこから“貴族”や“高貴”の単語は全く出てこない。
完全に初春の妄想だった。
「で、でも! 敵も一瞬で倒しちゃってかっこ良かったですね!
佐天さんもそう思うでしょ! ・・佐天さん?」
先程から上の空が続いている佐天。その顔、いや頬は少し赤かった。
「佐天さん!」
「はい! なに?」
「西折さん、かっこ良かったですね」
「うん、か・・・かっこ良かった・・」
「佐天さん大丈夫ですか? 顔が赤い
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