暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
出会い
Trick03_なんだこの炎は!!
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ィスちゃんはいい子でしょ? だから帰ろうよ、ね?」

「う・・ヒック! うわーん!!」

それを聞いて安心したのか、西折に抱き付いて大きな声で泣きじゃくるジュディス。
西折は優しく受け止めて頭を撫でた。

御坂達はそんなジュディスを優しい目で見ていた。




「この子を親の所に連れていきます。すぐに戻りますから」

「ち、ちょっと!? 何を言ってますの!? 事件の関係者が勝手に・・・」

焦る白井が言い終わる前にジュディスを抱えたまま立ち上がった西折。
インラインスケートで滑り、ビルの角を曲がって見えなくなった。

「お待ち下さい! 警備員への事情聴取が、あれ?」

追いかけてビルを曲がった白井だが、西折の姿はなかった。

「どこに行きましたの!? 隠れる路地や建物の入口もありませんわよ!?」


********************************


警備員が到着して誘拐犯6人を連行した。
路地の中で動かなくなっていた2人は腕を強制的に動かすと、意識を取り戻したように
『動いた!?』と喜びの束の間、すぐさま手錠をかけられた。


「事情聴取を始めますが、関係者の全員いますか?」

「実は・・もう一人の殿方がいるのですが・・」

若い警備員1人と御坂達4人が集まっていた。
白井は風紀委員として被害者を引きとめられなかったことに負い目を感じているようだ。

「その人は?」

「えーとですわね、あの「ここにいますよ」・・へ?」

いつの間にか西折が白井の隣り立っていた。

「うわ!?」

「女の子が出す声じゃないですね」

白井の叫び声に、ふざけた口調で言う西折。

「いつ戻ってきましたの!? あなたが飛び出して行ってから20分も
 経っていませんのよ!?」

「頑張って走ってきただけですよ。
 事情聴取は私がしますから皆さんは帰っても大丈夫ですよ。
 もう、暗くなってますし危ないと思いますから気をつけてくださいね」

「あの、一応全員から話を聞かなければ行けないんですが・・・」

話に割り込んで警備員が注意するように言った。

警備員は関係者の話をまとめて上部へと報告しなければならない。
そのために、嘘や間違いがないように関係者の全員の話を統合しなければならない。

もし一部の人を返すことがあっても、現場にいた風紀委員は残って事情聴取を受ける。
風紀委員は学園都市の保安維持をしているのでその証言力は一般人よりも
重要だからである。

「私の通ってる学校がこういう所なんですが・・」

西折はポケットからあるものを取り出して警備員に見せた。
それは学生書だった。

「!! あ〜、あの学校の生徒ですか
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ