煙草は必需品だよねwww
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頭を粉砕しながら突き進む。
チラリと後ろを振り返れば、化け物の脳みそなどが散乱している。
グロすぎワロタwww
「ヒャッハァァァ!!汚物は消毒だァァァ!!」
そんなことして蹂躙していっていると、階段がありさらに上に登れるようになっていた。
よし、あそこに上って救助を待つか。
そこにも化け物がいた―――というかむしろ多くいた―――が、それを撲殺しながら上に登っていく。
階段を上っていくと、木の机でできた簡単なバリケードがあった。
もしかして誰かがすでに立てこもっているのだろうか?
…………まあ誰であろうが関係ないんだけどねwww
「ホップステップジャンピングゥゥゥゥwww」
トントントンと階段を駆け上がり、机を飛び越えようとジャンプする。
しかし―――――
「うげぇwww」
当然飛び越えれるはずもなく、ちょうど腹に机が当たる。
めっちゃ痛いんですけどwwwこのバリケード作ったやつは絶対に許さんwww
腹の痛みと完全な逆恨みを抑えながら、手でよじ登って乗り越える。
「せ、先生!?」
「あん?」
屋上にいたのは、俺もよく知っている2人の生徒だった。
不良(笑)の小室 孝と、コオロギ巨乳娘こと宮本 麗であった。
だが何だか様子がおかしく、宮本は地面にうなだれているし、小室も疲れ切った様子をしている。
「…………なるほどな」
そこで俺は、この屋上にいるもう1人を見つける。
そいつは地面に力なく横たわっており、顔には血だらけのタオルがかけられている。
すでに事切れていることは明白だ。
この2人と仲が良かった奴っていったら……井豪か。
不謹慎極まりないが、正直それはどうでもいい。
問題はこの騒動がいつ終わるのかだ。本当にいつ終わるの?マジ怖いんですけど。
「あ…………」
思わず声を漏らしてしまう。
俺が屋上に置きっぱなしにしていた煙草が、俯いている宮本の下にあるのだ。
ちょwwwどうしてそうなるんだよwww
でも煙草は吸いたいしなぁ……退いてもらうかwww
俺は宮本に近づいて行って、肩に手をポンと置いて言う。
「…………よく生き残っていてくれたな」
「―――ッ!!」
宮本は顔をガバッと上げ、俺の顔を見る。
宮本の目からは涙が溢れ出しており、焦燥しきった顔をしていた。
「うわぁぁぁぁん!!」
「ぼげぇっwww」
ギュッていうより、ズドン!といった感じの勢いで抱き着かれる。
奥さん、そこ鳩尾ですねんwww
まあどさくさに紛れて煙草も回収できたし、これで目標は達成だな。
俺は宮本の頭を撫でながら、そう思った。
◆
小室 孝は目の前で麗を慰
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