ギルド
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とあるんだけど、文献に水晶の値が振り切れたものは神の子ってあるのよ。」
「オレが神の子だったらどうするつもりだ?」
大概の奴はオレみたいな奴を廃除するか、敬うかのどちらかだ。オレとしてはどっちもしてほしくない。平穏無事に生かせてほしい。
しかし彼らの口はこう言った。
「何もせんよ、これからもエリカの元いるがいい。よいな?」
「私はいいよー。」
「うぬは?」
「オレは……。」
いいのだろうか?オレはバケモノ並みの魔力量がある。恐怖心を持たないのか?
人間は自身を護るために排他的になりやすい、にもかかわらずオレを受け入れてくれる。
しかし彼らの優しさに甘えていいのか?いつ手のひらを返すかわからない。見知らぬ土地で見せ物になるかもしれない。
それでもオレはその優しさに縋りたい。弱冠十五歳が一人で何ができる。
「オレもそれでいいです。」
マスターに了承を宣言し、オレの保護者──エリカと向かい合う。
「これからよろしくお願いします。」
「うん、よろしくね!」
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