暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第23話 魔の森に在るモノ
[8/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
かないじゃないですか」
そこで初老の男性が、私達の話に割り込んで来ました。
「領主様には感謝してもしきれません。ここにある資料を全部引き取ってくれる上に、お金まで頂けるなんて……。本当にありがとうございます」
「ち 父上!?」
懸賞金は既に用意してあるので、この後に渡せば終了です。目的の資料があれば、後ほど追加分を渡せば良いでしょう。しかし問題は……。
「そうだな。問題はこの資料の山を、何処に引き取るかだ」
父上からは、焦燥感が伝わって来ました。この資料をドリュアス家の館に収納するには、部屋を2〜3潰さなければ入りません。母上がそれを了承するはずが無いのです。父上もこれ程の量の資料が見つかるとは、考えていなかったのでしょう。頭を抱えてしまいました。こうなると、取れる手段は限られて来ます。
「父上。開き直りましょう」
「開き直る?」
「私と父上で、ドリュアス家専用の図書館兼資料館を作ってしまいましょう。我々は土メイジです。その気になれば、城だって建てられます」
「うむ。それしかないな。
主
(
あるじ
)
よ」
「はい」
「資料の引き取りは、早くとも1〜2週間後になるが問題無いか?」
「はい。問題ありません」
私と父上はすぐに館に戻ると、母上の了承を得て建築を開始しました。鍛冶場を建設した時の経験が役に立ち、守備隊とマギ商会への打診と図面作成をその日の内に済ませました。次は材料集めですが、守備隊の余剰戦力とマギ商会を投入しました。
材料が届き始めた3日目に、私と父上で基礎工事を開始しました。《浮遊》と《錬金》を使って、ドンドン骨組みを作って行きます。5日目には骨組みが完成し、床と天井の建造に移ります。7日目には床と天井の建設が終わり、壁・窓・扉の作成に移ります。この時既に材料は揃って来ていたので、守備隊のメイジを投入しました。そして8日目にして、図書館兼資料館の完成です。(本当に魔法って反則です)
一部のメイジを書棚作りに回し、マギ商会の面々には資料を運び込ませました。残り全員で、資料の分別を行います。何度がそれっぽい資料を見かけましたが、今は片づけ優先です。
全ての資料を片付け終わるのに、建造含めて2週間と言う短時間で終わらせました。人海戦術って本当に素晴らしいです。
このまま終了では味気ないので、バーベキューパーティーを開く事にしました。本音はバーベキューがハルケギニアに、どれだけ受け入れられるかの実験ですが……。結果は大変好評でした。今度貴族にも試してみようと思います。今回関わった全員に、父上が特別手当と特別休暇を与え解散しました。
資料についてですが、目的の物を発見する事が出来ました。それは、紙束に書かれた手記でした。手記
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ