無印編!
透明ってとこが怪しい気がする瓶
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「おにぃ、目、覚めた?」
意識が戻って一番最初に聞いたのは、美愛の声だった。
俺はしっかりと目を覚ますために上半身を起こし、体をぐーっと伸ばす。
「んー・・・っし、もう大丈夫だ。・・・心配かけたな」
俺はそう言って美愛の頭を軽くなでる。
「♪ あ、おにぃ、リンディさんとクロノが起きたらブリーフィングルームに来てくれっていってたよー」
「ん、りょうかい。・・・フェイトは?」
「あの後すぐに倒れちゃったって。今はまだなのはの部屋で眠ってる」
・・・やっぱ、聞かせんじゃなかったなー。
そう思いながらベッドから降りようとすると、ポケットに何か入っていることに気がつく。
「? これ、は・・・瓶に入った透明な液体・・・と、手紙?」
俺はなんとなく透明ってとこが怪しい気がする瓶は布団の上に置き、とりあえず手紙を読む。
『瓶は蘇生の薬よ。そしてあなたの作った歌は未来予知。とりあえずこれだけでも覚えておくといいわ。それじゃあ。
いつでもあなたのことを見ているわ』
・・・だれ?
「ま、いっか。とりあえず歌が未来予知・・・?だったら・・・。美愛、確認したいことがあるから、ちょっと手伝ってくれ」
「よくわかんないけどりょーかい!浅賀美愛ちゃんにお任せなのだ♪」
相変わらずコイツのテンションメンドクセー。
「おにぃ、聞こえてる。そしてちょっと傷ついた」
「気のせいだからきにしなくていいぞ、美愛」
「あのさ、たまには妹に優しくしてくれてもいいと思うんだ・・・」
「そんな日は永遠に来ないから安心していいぞ?」
「ちぇー」
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