氷結剣
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には学習能力ってのがないのかぁ!」
そう言ってフブキは次々とニープスを斬り伏せていった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「フブキって戦闘中にはああなるのかぁ!」
一気に六体のニープスを斬りつけて言った。ゲツガはフブキがさっきまでのおとなしかったのとは違い、若干ハイテンションになっているのを疑問に思い、メルムに聞いている。
「はぁ!!うーんと、フブキは戦闘になると少しハイテンションになるのよね。姉としてああいうのは止めて欲しいんだけどねぇ!!」
メルムは一体のニープスを斬りつけた後、話し始めるが話し途中にもう一度来たのでその相手も斬り伏せた。
「そうなのか?何かそれは姉として複雑だなぁ!!」
「そうでしょ!」
二人はニープスを斬り伏せながら話す。ふと、ゲツガは違和感に気付く。あれほど倒したのにニープスの数が一向に減らない。むしろ、その逆で増える一方だ。あまりにもこれはおかしいと思いニープスの出現する場所を探す。すると、ニープスは周りの雪から出てきていた。いや、よく見ると雪から出てきてるのではなく雪から作られているのであった。おかしい理由はこれか、そう思いフブキに言った。
「おい、フブキ!こいつらは倒したってきりがないぞ!どこかに本体か操っている奴がいるはずだ!そいつを探せ!」
「了解!」
フブキはそう言ってあたりにいるニープスを蹴散らしながら散策し始める。ゲツガもゲツガなりにあたりを見回す。そしてでてくるところに大体の目星がつくようになった。ニープスは木の周辺出ている。その周辺を確認するとたくさんの小さなモンスターが飛び回っていた。
「フブキ、メルム!俺がこいつらどうにかするから木の上を飛び回ってる奴をどうにかしてくれ!」
「「わかった!」」
二人は叫び、走って木を垂直に登り始める。それを邪魔するためにニープスは二人に襲い掛かろうとするがゲツガがそれを許さない。ゲツガは素早く木を蹴って一直線上に切れる部分にある木を把握してその木に跳んで、引っ付くとそのまま弾かれるように跳んだ。
「おらぁ!!」
ゲツガは二人に襲いかかろうとしたニープスを斬り倒すと他のニープスに邪魔されないようにソードスキル《イラトゥス・エスト・ドラコ》を使い、衝撃で全てのニープスを弾き飛ばした。
「邪魔はさせないぜ」
ゲツガはそう言って道を塞いだ。
フブキたちは走り登った木の上に小さなモンスターを見つけた。《ジャックフロスト》と言うモンスターだ。
「お前があいつらを操ってるんだな?」
「貴方があいつを操ってるのね?」
二人は少し離れているところでジャックフロストを挟むような位置に立ち、動きを止める。
「ぎぃいいい!!」
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