氷結剣
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こんなところで立ち止まってるわけにも行かないしね。じゃあ、何処行くかわかんの?」
「うーん、とりあえず歩き回ってたらどこかに出るだろ。俺のじゃマップ表示されないからな、お前らのは?」
そう言って二人はウィンドウを開く。二人は首を横に振り、自分のウィンドウのマップもちゃんと表示されないと言った。
「これじゃあ、移動しようにも移動しないほうがいいな。移動して迷ったら元もこうもない」
「だからってこんな場所に留まってるのもどうかと思うんでしょ?何か案はないの?」
三人は唸り、考える。ふと、視界が悪いんだったら視界の悪くない上のほうから見ればいいんじゃね?と言う案を思いついた。ゲツガはその案を二人に提案する。
「確かにそれはいい考えだと思うが誰がそんなことするんだよ。俺はそこまで筋力優先じゃないぞ?」
「その案を出したのはゲツガなんだし、ゲツガが筋力値が高いんでしょ?」
「ああ。高いというより完全に筋力一極のパワーファイターだからな」
「なるほど、それなら安心だな。じゃあ見てきてくれよ」
ゲツガは了解と頷くと足に力を入れて木の枝まで一気に跳んだ。そして枝につかまると腕だけで身体を持ち上げて枝に乗ると再び高く飛び上がって枝につかまった。天辺まで登るとバランスをとって、あたりを見渡す。
「うわ……この森自体結構広いな………」
あたりを見回すとあたりはほとんど高い気だけしか見えない。しかし、よく見ると奥のがけのほうに遠くからなので大きさはよく分からないが空洞が見える。
「あそこになんかあるな……」
ゲツガはそれを確認し終えると一気に地上に飛び降りる。地面についた瞬間足をまげて衝撃を吸収するがそれと同時に雪が舞う。
「わっ!」
「っと」
メルムは軽い悲鳴を上げ、フブキは大きく跳んで舞い上がる雪を避ける。
「ちょっとゲツガ!何すんのよ!」
「いやあ、悪い悪い。いちいち一個一個の枝を掴んで降りたらめんどくさいからさ、一気に降りてきたんだわ」
「もう、少しは下にいる人たちのことも考慮してよね」
「了解」
「それよりも上から見て、何かあったか?」
フブキが聞いてくる。
「ああ、あっちのほうに崖があって、そのそこの部分に遠くからだから大きさはどのくらいかわからんが洞窟があった」
「じゃあ、そこが目的の場所なの?」
「いいや、わかんね。とにかく行ってみて中を確認しなきゃよく分からないからな」
「じゃあ、そこに向かいましょう!」
メルムを先頭にその崖のふもとにある洞窟に向かった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
崖の下のどうくに向かう途中にどこに隠れていたかわからないが大量のモンスターに
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