流星の声が聞こえるとき
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があっぞ。お前の特攻は」
「私、しばらくギルド休む」
「や、休んで・・・どうするんだ?」
「君たちとパーティー組むって言ったの・・・もう忘れた?」
キリトはその言葉に固まり、戸惑っていた。それに対してシオンはため息をついていた。
『まったく、何考えてんだか・・・だが、』
シオンはキリトに苦笑しながらアイコンタクトをした。キリトもそれを見て短く答えた。
「・・・解った」
その言葉に肩の上でアスナが小さく頷いた。
そこでシオンは立ち上がった。コートをパンパンと叩くと、伸びをしてキリトに向き直った。
「んじゃ、俺もそろそろ帰るわ」
「あ、ああ。気をつけな」
「ああ、ん?」
そこで帰ろうとしたシオンが急に立ち止まった。
「どうした?」
「いや、なんかすげー大事なことを忘れてるよーな気がしてさ。何だったかな〜」
そう言ってシオンは考えを巡らせた。今日起こったことを頭のなかでプレイバックする。
『えーっと、まず昨日キリトに約束されて、その約束場所でキリトとど派手に登場したア)スナに会った。そんでその直後に(ストーカーの)クラディールが転移門から現れ、アスナをギルド本部に無理やり連れ戻そうとしたが、キリトに止められてそこからそんでその後口論となり、それから・・・」
そんな考えを巡らせていると一つの答えにたどり着いた。しかし、その答えはシオン自身今になって後悔している。
「あああああああ!!!」
シオンがあげた大声に二人はかなり驚いた。
「ど、どうしたの!?」
「お、おいシオン!?」
「ギルド・・・」
「はっ?」
「勢いで言ってしまった・・」
「何を?」
シオンの言葉にキリトとアスナは首をかしげている。
「俺が・・・血盟騎士団に入ってやるって約数時間前に言ったこと、覚えてるか?」
「「あっ・・」」
そう、そのシオンが忘れていたこととはここを攻略する前にシオンがクラディール言った一言だった。
『俺が血盟騎士団に入ってやるよ。それで、俺がアスナの護衛をやってやる』
あの言葉をシオンは思い返すと頭を抱えた。
「どうしよー。向こうは絶対その気だろうな〜」
その後しばらくシオンが頭を抱えながら悩んだのは言うまでもない。
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