第十一話 若き騎士と赤き忍
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っちまった・・・勝利じゃなくて胸掴んじまった!!!)」
俺はあまりの事態に気が動転していた。 急いで立ち上がると彼女に謝罪すべく頭を必死に回転させた。
彼女はゆっくり立ち上がると俺を親の敵を見るような目で此方を睨み付けてきた。
「・・・・なにか言い残すことはあるか?」
いきなりの死刑宣告に俺はかなりびびった。
「ここここれはつまりT○ L○V○る的展開と言いまして・・・・・」
気が動転しまくった俺は謝罪するどころか変な事を口走ってしまった。
ブチリッ!!!
そんな音が聞こえた。 恐らく彼女の堪忍袋の緒が切れた音だろう。 目の彼女は体から何やら赤い炎のようなものを身に纏い、右手は太陽のように光り輝いていた。 そして、一瞬で間合いをつめると俺の顔目掛けて拳を叩き付けた。
「この・・・・痴れ者がああぁぁぁぁ!!!!」
彼女の拳はまさに伝説の魔球の如く輝いて俺に迫ってきた。
「フォォォォォティィィィィフォォォォォ!!!!!」
俺は天高く舞い上がりそして。
「ソォォォォニィィィィィィックウゥゥゥゥゥ!!!!!!」
音速の速さで地面に落下した。 地面に叩きつけられ俺は意識を失った。
私はこの男の実力を測るべく斬りかかった。 修行したとは動きがまだぎこちない感じであった。
まず、正面からの攻撃の対応は思ったより早かった。 続いて死角からの攻撃を試した。
正面と比べ若干遅れたが辛うじて防いだようだ。 何回か死角から攻撃して気づいたことがあった。 少しずつではあるが私の攻撃について来つつあるのだ。
「(ほう・・・思ったよりやるものだ・・・)」
私は幼き頃から従姉妹の真那と武芸に励んできた身だ。 一ヶ月足らずでここまでやる目の前のこの男、篠崎竜也に驚いた。
だが、さらに驚いたのはこの男の取った次の行動だ。 私にわざと隙を作り攻撃を防いだと同時に模擬刀を弾いたのだ。
「(なん・・・・だと・・・・)」
だが、次の瞬間思いもしない事が起こった。 私の模擬刀を弾いたまでは良かったが、勢いがつき過ぎたのかそのまま此方に倒れこんだ。
「きゃあ!!」
私は押し倒されると同時に目の前の男に胸を掴まれた。
「(なななな!!!!)」
篠崎竜也は即座に立ち上がり私から少し距離を取った。 あまりの事態に私自身も驚いたが、私はこの男にけじめをつけさせるべくゆっくりと立ち上がりこう言った。
「・・・・なにか言い残すことはあるか?」
「ここここれはつまりT○ L○V○る的展開と言いまして・・・・・」
どうやらこの男には一発殴ら
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