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IS インフィニット・ストラトス 〜さびしがり屋の少年〜
第一章 IS
IS戦
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「た、大変な目にあった...」
更衣室に入っての僕の第一声がこれである。
「はは。ドンマイ」
そして一夏君の一言目のこれである。
まぁ、待っていてくれているので文句は言えないけど。
まぁ、時間がやばいのでぶつくさ言いながら着替えるが。
パンツなどを脱ぎ、一度裸になって着る。最後にファスナーを上げて着替え終了...と。
「じゃあ、行こっか」
僕がそういうと、「おう」と返ってきたので、そのまま僕は外に通じる扉を開けた。
―☆―☆―☆―
「よし、これで全員そろっったな。今回は新入生も来たことだし、少し戦闘してもらうかな。織斑、蒼井、ISを展開しろ」
「「はい」」
周囲から「蒼井ちゃんって専用IS持ってたんだ」という声がちらほら聞こえる。
一応、持ってます。
それと、ちゃん付けはやめてもらえませんかねえ!?
まぁ、言えるわけなく、心の中で叫んだだけだけど。
「来い、白式!」
そう考えている間に一夏君がISを展開する。
名前のごとく真っ白なISだなぁ...。
じゃあ、僕も展開するか。
右腕を前に出し、二の腕を掴む。そして目をつむり...。
「来て!蒼穹!」
ISの名前を呼んだ。
瞬間、ISが展開される。
蒼と白の装甲に、一対の翼。
ゴツくはなく緩やかな形状。
うん。うまくできた。
「よし、展開できたな。じゃあ、お互い、武器を展開しろ」
「「はい」」
一夏君の手に、一本の刀のような武器が現れる。
雪片弐型。
あの武器の名前だ。
自分のシールドエネルギーを攻撃に転化している代わりに超威力というまさに諸刃の剣。
そして僕も武器を展開する。
鞘つきの刀。名称未設定。
僕が結構愛用している武器だ。
それを鞘から抜かずに腰の部分に当て、左手で鞘を持ち、右手で柄を握る。
「両方準備できたな? それでは、始めっ!」
「うおぉぉぉぉおおお!」
織斑先生の合図と同時に一夏君が飛び込んでくる。恐らく『瞬時加速』を使っての特攻だろう。
でも...
『一夏!とまれ!あの構えは――』
クラスメイトの篠ノ之さん(だっけ?)は気付いたみたいだ。でももう遅い。
その瞬間、一夏君が僕の間合いに入る。一夏君は大上段からの袈裟切り。
だけど...遅い。
瞬間に鞘から剣を抜き、そのまま雪片弐型を切り上げの動作ではじく。
「ッ!?」
一夏君の体勢が崩れる。その瞬間に切り上げた刀を翻し、そのまま大上段から振り下ろす。
そのまま、一夏君は地面に激突。
これが僕の居合だ。
居合は間合いさえ完璧に把握すれば、どの剣よりも速い。
相手が猪突猛進型なら無敵の強さを誇る。
その瞬間、真下から一夏君が飛び込んでくる。どうやらシールドエネルギーがまだ残っていたようだ。
でも、そ
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