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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0263話
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蕎麦に関しては正月過ぎという関係もあるのか生タイプのものがまだそれなりに店に並べられていた。





「あ、ちづ姉、いいんちょ、アクセル君、お帰り。こんな時間まで出掛けてたなんて珍しいね。どこ行ってたの?」

 女子寮近くで部活帰りの夏美と遭遇する。
 夏美の近くには数人の生徒もおり、恐らく演劇部の部員だと思われた。

「アクセル君が今日の夕食にお蕎麦を食べたいっていうから買い物に行ってたのよ」

 千鶴が微笑みながら夏美にそう言うが、夏美の周辺にいる生徒達は当然の如く子供である俺に興味津々の様子だった。

「ちょっと夏美。あの子は?」
「うわっ、マジ可愛い。ね。ね。お持ち帰りしてもいい?」
「あ、ちょっと、駄目だよ……」

 そう夏美が注意するが、少しばかり遅かったらしい。

「ちょっと、皆さん。アクセル君はうちでお預かりしているのです。それをお持ち帰りしたいだの、一緒に寝たいだの、お風呂に入れたいだのと、よくもまぁご自分の欲望に正直な事を言えますわね」
「……いいんちょ、寝るとか風呂とかは誰も言ってないかから」

 苦笑を浮かべながら夏美が突っ込み、その友人達もまたそーだそーだと声を揃えてあやかに対抗している。

「ほら、夏美ちゃん。あやかも。アクセル君がお腹を減らしているんだから部屋に戻りましょう。貴方達もあまりやんちゃしちゃ駄目よ?」
「あー、ちづ姉にそう言われちゃねぇ」
「そうそう。千鶴さんにはいつも差し入れとかでお世話になってるし」
「……それに怒らせると怖いし」
「ホホホ、何か言ったかしら?」

 ボソッと呟いた最後の言葉に反応し、笑顔でプレッシャーを発しながら迫る千鶴。
 そんな千鶴に恐れをなしたのか、夏美の友達は悲鳴を上げながら寮の中へと逃げ込んでいく。……そう、その場に夏美一人を残して。

「夏美ちゃん、演劇部での私の評判はどんな風になっているのか教えてくれるかしら?」
「ちづ姉はいつも大人気だよほら差し入れとかも持ってきてくれるし優しいし」
「そう?」
「もちろん!」

 息継ぎをする事もなくワンブレスで語り、コクコクと何度も頷く夏美にようやく気が晴れたのか発していたプレッシャーを収めてこちらへと振り返る。

「さて、じゃあ部屋に戻りましょうか」
「そうですわね。アクセル君もお腹を減らしているでしょうし」

 そんな千鶴相手に普通に対応出来るあやかはやはり大物なのだろう。

「えー? アクセル君、もうお腹減ってるの? 歓迎会であんなに食べたのに」
「……そ、それはですわね。アクセル君は育ち盛りですからしょうがないのですわ。それにほら、歓迎会で出されたのは結局お菓子とジュースでしたから」
「あー、なるほど。そう言えば子供の頃ってそんな感じ…
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