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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0263話
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したわ。……この雪広あやかともあろう者が、何たる不覚」
「あらあら。でも映像に残したら何かの拍子に夏美ちゃんやクラスの皆に見られる可能性もあるのよ? そしたら秘密に出来ないでしょうに」
「……はっ!? それは確かに。それにあのアクセル君を皆が見たら惚れ込むのは一目瞭然! あぁっ、でもアクセル君の勇姿をいつでも見る事が出来るという誘惑には勝てません!」

 例の如くハイテンションになっているあやかに苦笑しながら、俺の手を握ってくる千鶴へと視線を向ける。

「余りからかうなよ」
「あらあら、でも戦ってる時のアクセル君が格好良かったというのは本当よ? 私も思わず熱中してしまったもの」
「……」

 千鶴の台詞に思わず黙り込んで視線を逸らす。
 千鶴にしてみればあくまでも子供に接しているつもりなのだろうが、そこまで明け透けに褒められるとさすがに照れる。
 レモン達と付き合う事になってそれなりに女慣れをしてきた筈なんだがな。
 と言うか、本当にずっとこのままだったりしたらどうすればいいのやら。ホワイトスターに戻ってレモンやムウに笑われたりするのは御免だぞ。

「そうねぇ。ご褒美に今日はアクセル君の好きな料理を作ってあげる。何がいい?」
「千鶴の作る料理は何でも美味いからな。特にこれといったものは……いや、そうだな。折角日本にいるんだし蕎麦を食べてみたいな」
「お蕎麦ねぇ。この季節なんだから暖かいお蕎麦よね?」
「そうだな。エビの天ぷらやかき揚げなんかがあれば大歓迎だ」
「ちょっと、千鶴さん! 貴方またそうやって抜け駆けを!」
「あやか、アクセル君が今日はお蕎麦を食べたいそうだけど構わないかしら?」

 さすがに扱い慣れていると言うか何と言うか。絶妙の呼吸であやかへと声を掛ける千鶴。あやかはそれを聞いて反射的に頷く。

「え、ええ。構いません。でしたら私が家の方に言って最高級の料理をご馳走させて貰いますわ」
「それもいいけど、今から用意して、配達してとなるとお料理が冷めてしまうわよ」
「それもそうですわね。……はっ、もしかして千鶴さん。貴方ここぞとばかりに料理上手な所をアクセル君にアピールしようと!?」

 いや、今まで既に何回も千鶴の料理は食べてその腕前は知ってるし今更だと思うが。
 そんな風に思っていると、今まで食べてきた千鶴の料理や蕎麦、天ぷらといった単語に反応して俺の腹がぐーっとばかりに自己主張する。

「あらあら。帰りに商店街に寄ってお買い物をしていかないといけないわね。天ぷらの材料はともかく、お蕎麦は部屋に無かった筈だし」
「……しょうがありませんわね。今日の所はアクセル君に免じて譲って差し上げますわ」

 話もどうにかまとまり、千鶴行きつけの店で蕎麦を購入し女子寮へと帰る。
 ちなみに、
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