第三十九話〜家族を望む者と守る者〜
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さからその移動物体は小型と推定」
それを聞くと同時にライは辺りに視線を巡らせる。そして目当てのもの見つけるとその場に駆け寄る。ライが近寄ったのは地下に繋がるマンホール。マンホールの傍にしゃがみ込みライは蓋を開ける。
「蒼月、その音源までのナビゲートを頼む」
「イエス マイ ロード」
買った服の入った紙袋を蒼月の収納スペースに格納し、ライは地下の下水道に降りていく。地下の通路にたどり着くと独特の異臭がライの鼻をつく。
(せっかく買った服が台無しだな)
ライはどこかズレたことを考えながら進み始めた。
蒼月のナビに従いながらライは複雑な迷路のような地下通路を進んでいく。
「次の通路を右に曲がれば音源の発生源がいるはずです」
「蒼月、パラディン、警戒を」
「イエス マイ ロード」
「ラジャー」
首にかけた蒼月とポケットに入っているパラディンからの返答を確認し、ライはその角を曲がった。
ライが曲がったそこにいたのは―――
「子ども?」
ライは思わず呟いていた。
ライが言った通り、そこにいたのはボロボロの大きな布を被り、黒い箱がつながっている鎖を足に括りつけられたままヨロヨロと進んでいる幼い少女であった。
ライの呟きが聞こえたのか少女は俯いていた顔を上げ、視線をライの方に向ける。
(目があった)
特に理由はないがライはそう感じた。
「………………………………パパ…………………」
「え?」
一瞬聞こえた言葉をハッキリと聞き取ることができずにライは思わず声を漏らした。
「……ッ!」
そんな中、急にその少女の体が前のめりに倒れ始める。それに気付いたライは直様彼女を受け止める。
抱きとめて、その少女がきを失っていることが分かるとライは機動六課への通信回線を開いた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ラ「毎度お馴染み、司会進行役のライです」
セ「ギアス代表のセシルクルーミーです」
シャ「リリなの代表のシャマルです」
ラ「お二人は今回、またはこれまでの話で質問はあります?」
セ「ライ君、どうしても確かめたいことがあるの」
ラ「は、はい」(なんだ?笑顔なのにすごく怖い)
セ「ある話で、料理の不味さには上には上がいるみたいなことを言っていたのは誰のことかしら?」
ダッ!!(ライは逃げ出した!)
ガシッ!!(しかしライはバインドに捕まった!)
セ「うふふ♪」
(セシルはサンドイッチを取り出しライの口にねじ込んだ!)
ラ「ムグッ!?」
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