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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第18箱 「From hope to despair 〜希望から絶望へ」
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……だから いったい何の用なの?僕帰りたいんだけど、」
劉一は少し…イライラしながらそう言う。
普通ならこんなにイライラなんかしない。
劉一は…ここにきて怒ったことなんかない。
それなのに…
こんな感じがしたのは…
ここまで、悪意を感じたことがないからなのかもしれない…
「フフフ… 申し訳ない、私は玲人という…… 君のことは…あの病院で目をつけていたよ既にな。」
そう言い、男は更に続けた。
「君は知らんと思うが…あの病院は全てある学園で行われているある計画に加担している病院でね… 我々はその学園の対抗組織なのだよ… 君に事細かに説明しても混乱するかもしれないから簡単に説明させてもらう、学園に対抗する為に君の
異常
(
ちから
)
が欲しい…それだけなんだ。」
…この話……恐らくは箱庭学園でのフラスコ計画の事だろう、安価で天才を量産するという計画…それに対抗する別の組織…?が彼ら。
「…こんな子供を捕まえて意味がわからないことを…嫌だよ!そんなの」
きっぱりと断る。
断ったところで……見逃してくれるとは思わなかったけど。
「フフッ 君の事は良く見させてもらったよ。」
見透かしたような笑みで…劉一を見てそういった。
そして、次の言葉を聞いて…一気に動揺する。
「フフ……最初はあの黒神めだかを狙っていたのだがな… 彼女よりも君のほうが優れているようだったから乗り換えたんだよ、君が断るというならば仕方ない。」
そう言うと、男は邪悪な表情をし、
「あいつに乗り換えないといけなくなるなぁ…」
そう呟いた。
「ツ!!!」
めだかちゃん…を!!
「そんなの……そんなの!!させないっ!!」
“ヒュン!!”
一瞬で間合いを詰めた。
「っ!ほうっ!!流石に早いな!」
男はそれを見るや否や、バックステップで下がり…
また別の男が捕らえようとしたが…
「僕は捕まえらないよ!! 僕を調べたのにわかんないの!?今まで僕が誰と鬼ごっこをしてたと思ってるんだ!?」
そう、あのめだかと今まで鬼ごっこをしていたのだ、既に、身体能力は並みの大人を遥かに超えていた。いや…並みどころじゃないのだ。
そして武術の腕も……
だが………
「くそ!このガキ!!」
男は捕まえられない事に憤怒したようだ。
男の雰囲気が一気に変わる…
「くそガキがぁ!!もう手加減しねぇぞ!」
“ガシィ!!”
男が捕まえたのは…
劉一の影だった。
「え…!?な…!なんで…!? う
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