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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第18箱 「From hope to despair 〜希望から絶望へ」
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い、笑っていた。



この時、彼女は異常(アブノーマル)の事を言っているのかもしれなかった。



恐らくは、それを100%理解、支配した劉一と勝負をしてみたいという事なのかもしれない。

その真意は定かではないが…

劉一の異常(アブノーマル)の正体は…なんだろう。

この世界において、めだかと言う稀代の化物に拮抗するその能力。

それについては、劉一本人もそこまで、よくわかってないようなのだ。


「ははは… 気にしない方が難しいけどね。」


劉一は笑っていた。

わかっていないとは言っても、薄々は自分の能力(スキル)に気付きつつあるようだ。

でも…いわゆる詳細?はわからない。

明確なのがわかっていない。

ただ…なんでも、こなせる?

武道とか…身体能力…学勉も含めて…。

常人よりもこなせるようになる。


(…前はこんなに、成績よくなかったと思うけど… まあ、2歳児で比べたら… あれだけど… めだかちゃんに匹敵するような、無茶はないはず!だけど……)


まあ、考えても…よくわかんないようだ。

(いずれ…大人になっていったら気づくのかな??)






過負荷…マイナスについては幸せである自分には無いと思っているようだった。

(楽しい事ばっかりだもんね♪マイナス…思考なんて、何にもないもんね?)

劉一は笑顔を出した。

禊君と出会った時、彼の考えに賛同している自分が内にいるのは事実だと思った。

だけども、それでも今の自分にはマイナスは存在しないとしか思えなかったようだ。



「……やはり、劉一は良い笑顔だ。」

めだかちゃんも…笑顔になる。

「あはは! めだかちゃんも…ね?」

2人して、笑顔になる……




っと色々してたら… お迎えが来たようだ。




「めだかちゃん、あれ…そうじゃない?」

指をさしながら言う。

「ああ、迎えの様だ、名残惜しいが、私は行く。ではまた明日、劉一!」

そう言うと、車の方へ。

「うん!じゃあまたね!」

劉一はめだかに手を振った…。

この時……めだかちゃんは違和感を覚えていた。

なんでもない、いつものありふれた事だったはずなのにだ。


「ん…??りゅういち…??」


めだかちゃんは…振り返る…。

そこには、いつも通り 笑顔で手を振ってくれている劉一がいた。

いつも通り、何も変わらない……。

「……ん?どうしたの…?」

劉一は…笑顔で答える。

「い…いや…なんでもない…また…明日だ!」

めだかちゃんは…珍しく…口ごもって
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