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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第16話 理解不能です
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かったんダ!』
アルゴはそう言いながら、ドアを開け、中へ入ってきた。
アルゴに関しては何度か情報売買の関係で接触をしていたから、
既存設定
(
デフォルト
)
ではなく、
開錠出来る
(
パーティー
)
設定にしていた。設定を変えるのを忘れてしまっていたのは、リュウキの不覚だろう。
「(……入ってくるな)」
リュウキは、とりあえず我が物顔で入ってくる(リュウキの眼にはそう視える)アルゴに、ストレートにそう言おうとしたが、止めた。入ってきてしまったのだから、言っても無理だろうと判断した様だ。
「そうか。だが、アルゴは会いたくても、オレはお前に会いたくない。……さっさと帰れ」
……結局は、リュウキはアルゴに『帰れと会いたくない』と言う事を ストレートに言っていた。全く言葉を濁したりせずに堂々と。
それはまるで害虫を見るかの表情だった。……或いは、全プレイヤーの敵である、この世界のモンスターだろうか?
「……ハハ。りゅ、リュー……。ま、まだ本気で怒ってるのカ……?」
アルゴは、リュウキの眼を見て……恐る恐るそう聞いていた。アルゴ自身としては、正直『そこまで怒る??』としか思えない様だった。
あの1件から、リュウキからのメッセージ返信がピタリと無くなった。……アルゴは、必死にリュウキの所に向かった。……避けられてしまった。
そして更に
隠蔽
(
ハイディング
)
スキルを使用して リュウキに接近を試みるも、……あっさりと躱されてしまった、と どう頑張っても、極端に接触がなくなったのだ。
そんなアルゴの言葉に対するリュウキの返答は1つだ。
「そうか、……お前にはオレが怒ってないように見えるのか。随分と目が節穴の様だな。情報屋の名が泣くぞ」
アルゴの目は見ていない。……視線は本のままだ。
なのに、アルゴには、リュウキが今身体全体に纏っている不穏なオーラが見える。ここゲーム内だから、そう言う仕様であれば有り得ない事ではないが、そんな設定やスキルは存在しない。
まるで、魔法世界で闇魔法を詠唱している時の様などす黒い禍々しいオーラをリュウキは放っていた。……具現化させていたのだ。アルゴは、それを見て両肩をこれでもか、と言う程落としてしまった。
「アアぁぁ……、お、お願イダヨ。もう、そろそろ許してクレヨ、リュー……。本当に、オレっちの出来心だったんダ。……アノ時、君に断られたのガ、ホントに辛くて……サ」
アルゴは肩を落とし、悲しそうにそう言っていた。今まで訊いた事の無い声色で、謝罪を受けた事も無かったから、本当に反省している様だとリュウキは思った。
「コレからも、リューとは 良イ関係をしていきたいンダ……。 オレっちだけじゃ 今後も、このクオリティーで、完全な情報周リさせる
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